先日書いたコンビニでのタバコ販売の話題の続き。
前回はこちら → 「マチの健康ステーション」、タバコ販売はやめられない・・・(その1)
消費期限が短い弁当や生鮮品と違い、タバコは廃棄処分等のリスクが低い。そのため、利益率はあまり高くないことが想定される。実際に調べてみるとそれほど高くなかった。
商品販売構成別 荒利益額推移 出所:ローソンIR資料を基に作成 |
タバコと同じ売上の加工食品(タバコを除く)や、タバコより売上の少ないファストフードの方が、3倍以上の利益になっている。利益への貢献という意味で、タバコの存在意義はやや薄い。
しかし、タバコを買いに来た人がついでに飲み物・食べ物を買っていく等、タバコが来店目的になっている人は少なからずいることを考えると、タバコの価値は単純に利益だけでは計れないのかもしれない。
利益額の商品構成内訳 出所:ローソンIR資料を基に作成 |
利益を1割減らしてでも、「マチの健康ステーション」をアピールした方がよいのではないだろうか。少なくとも、自分はその考え方に共感する。
次回、他コンビニチェーンの状況も参考までに紹介したい。(その3につづく)