2015/08/27

今が一番高い値段??

昨日の日経MJ、「調剤薬局サバイバル」。専業大手 VS ドラッグストア、という対立構造を浮き立たせたいらしく、国保旭の前にできた日本調剤2店舗とマツモトキヨシの店舗のことを冒頭に書いていた。

国保旭の院外処方についてはこちらの記事もどうぞ
豊富な資金力を活かした質の高い医療の提供 - 医療、福祉に貢献するために

また、高知県の薬局を取り上げ、病院に行くよりも前に、薬局に寄って相談している事例を紹介していた。これが薬局の目指すところのかかりつけの姿のひとつだろう。

『病院の前に薬局に寄ってもらう』が実現したら、その先、さらに目指すところがあるはずだ。薬局に寄ったおかげで、医療の質が高まった、経済的に良くなった、という結果が必要となる。


高知の健康づくり支援薬局の話はこちらをどうぞ
新年度企画「健康づくり支援薬局をテーマにした座談会」 - 医療、福祉に貢献するために

ちなみに日経MJの記事、調剤薬局のMAにも触れていた。その中で、MA支援を手がける会社の人のコメントで、次のように言っていた。

『今が一番高い値段で売れる最後のチャンス』

さすがに煽り過ぎなコメントではないか?と思う反面、次期診療報酬改定によって薬局の経営が悪化したら、MAの値段も暴落しかねないだけに、あながち間違っていないかもしれない。

高い値段で売るかどうかは別として、やるべきことは高知の薬局の事例のように、まず薬局に寄ってもらうことを目指すべきだろう。