2015/09/09

オープンデータは情報を資源化する ~世田谷区施設 AED一覧~

今日、世田谷区がオープンデータのページを開設したとのこと。

世田谷区オープンデータポータルページを開設しました - 世田谷区

ちょうど、ここ数日、行政が公開したPDFファイルを、分析できるデータに変換する作業をスタッフが行っている。オープンデータ化、とりわけ、利用できる形でデータが公開されるのは、非常にありがたい。世田谷区のデータが公開されたところで、本業に即役立つわけではないのだが、こういった取り組みが広がることに感謝し、応援したい。

世田谷区がオープンデータ化した対象一覧を眺めながら、AEDのリストがあったので、さっそく地図にしてみた。といっても、Googleのマイマップでリストを読み込んだだけだが(住所が町名からだったので『東京都世田谷区』を付け加えた)。

下の地図が、ものの数分でできたものだ。
   
この地図は次の著作物を改変して利用しています。 『AED設置一覧(区内全域)、世田谷区』 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.1

地図中の赤いピンをクリックすれば、場所の名前や電話番号、AED使用可能時間などが表示される。これも特別何か処理を行ったわけではなく、世田谷区が公開したデータを読み込んだだけで勝手に設定されたものだ。

この地図自体は、これまでも世田谷区が公開してきたもの(下の地図)と同じであり、価値はない。しかし、ものの数分で出来てしまうことは、『利用できるデータが公開された』という新たな価値だ。



オープンデータは、情報を資源化する。