2016/11/18

看護必要度の評価負担軽減は絶対に必要だ!

看護必要度は、患者の病期病態、医療資源投入内容、年齢などによって定まるのであって、そこにはショックも何もない。

CBnewsの記事にも書いたが、サイコロを振る前に、次に出る目を当てるのは難しい(ただの運でしかない)が、10,000回振れば、1の目が何回出るかは、大体近い数を言うことができるだろう。

看護必要度も同じで、ある患者1人を目の前にして、病期病態や医療資源投入量だけで、A項目、B項目の点数を当てるのは難しい(サイコロ同様、ただの運である)。しかし、患者が100人、1,000人、10,000人いたらどうだろうか。大体A項目2点の患者が何人、3点の患者が何人と近い数を言うことができるはずでは・・・ということを、下記の記事で述べてみた。

看護必要度の評価は要らない!? | 医療経営CBnewsマネジメント

このサイコロの話は大数の法則と呼ばれるもので、一般にも馴染みがあるのではと思うのだが、弊社内ではバックグラウンドの関係で常識になってしまっているので、一般人の感覚がなく、実際のところが分からない。

社内の本棚にあった「年金数理」のテキストの目次には、基本原理の1番目に「大数の法則」が載っていた。15年ぶりぐらいに開いたテキストは、当時も理解できなかったが、今となってはまったく理解できない代物になってしまった。本棚にそっと戻したものの、次に手に取ることは・・・・。

年金数理のテキストの目次