2017/03/02

複雑性係数を色々複雑に考えた結果を、極力シンプルにまとめたレポート

DPC機能評価係数Ⅱの複雑性係数に関する記事をCBnewsマネジメントに掲載いただいた。記事では、入院化学療法が複雑性係数に与える影響などについても言及したので、色々と参考にしていただけるのではないかと思う。

改善余地の少ない複雑性係数から見えること - CBnewsマネジメント

先日のケースミックスの話は、言うまでもなく、この記事のための分析であった。

ケースミックスに悩まされた1週間 - 医療、福祉に貢献するために

というわけで、記事と合わせて先日のグラフをご覧いただくと、MDC02の眼科系疾患や、MDC06消化器系疾患、MDC12の婦人科系疾患の動きが興味深い結果となっている。

眼科や婦人科の入院件数を減らせば複雑性係数は上がる・・・ということが分かって、外来移行できるものであれば良いが、そうでないのであれば、努力余地はないように思う。

しかも、入院件数を減らし外来に移行させれば、機能評価係数上の患者シェアや疾患カバーが減る(シェアもカバーも、本来は外来も含め考えるべきもの!)。複雑性係数を上げたら、地域医療係数やカバー率が下がってしまった、なんてことになったら、とても笑えない・・・。