先日の「医療費とBMIの関係性(イングランドの大規模調査)」の話をしたそばから、週末に食べすぎてしまった事に対し、自戒の念を込め、今度はスペイン人の肥満の話。
太っている人は仕事を休みがちらしい。
仕事関連の怪我と、仕事に関係ない疾病を分けて考えられており、後者の仕事と関係ない病欠について、肥満なしの人と比べた場合に、代謝異常なし・肥満の人は37%、代謝異常あり・肥満の人は71%、病欠しやすいとのこと。
前者の仕事関連の怪我については、太り過ぎてしまうと、仕事上、そもそものリスクを避ける傾向があるかもしれず、太りすぎの手前くらいが一番休みがちになってしまうようだ。
先週金曜の日経新聞、印南一路教授のやさしい経済学「医療費適正化計画を考える⑤」http://www.nikkei.com/article/DGKKZO14995120W7A400C1KE8000/の最後に、1点10円を9円にすれば、医療費が10%削減されるが、そんなことをしたら、医療提供体制の一部が崩壊してしまうと述べられていた。その理由として書いてあったのが、次の一文。
医療機関の中には利益率が10%を切っているところもあります。
利益率10%を超えている医療機関を探すのが難しいのでは??と思うのだが、診療所も含めると、上記のような表現で合っているのかもしれない。
医療費適正化、1点9円はさすがに病院に厳しすぎるだろう。であれば、せめて医療を受ける側が肥満抑制の努力をし、無駄な医療費がかからないように努力しなければならない、ということなのかもしれない。週末の食べ過ぎを反省。