トモズ、たばこ取り扱い中止 店頭で禁煙支援 :日本経済新聞 |
ドラッグストアが健康志向であるならば、タバコを販売していることは理解されにくいことだ。受動喫煙防止に関する法整備等の議論が熱い昨今の事情を鑑みれば、トモズの決断は支持されるのではないだろうか。記事の一部を下記に引用するが、強く同意である。
医薬品や健康食品をメインに扱うドラッグストアとして健康配慮の姿勢を示す。
このような取り組みについては、以前、ローソンとアメリカのドラッグストアチェーンのCVSのことを取り上げた。ローソンが辞められない事情として、タバコ販売の利益貢献が少なくないことを紹介した。またCVSは減収と引き換えに企業イメージ向上を手に入れ、結果として企業価値向上につながったことを紹介した。
禁煙サポートのガムを売りながら、タバコも売るのは、様々な人のニーズに応えているのかもしれないが、理念は共感できない。ただ行き過ぎは利便性低下の可能性も。この点については、ジャンクフードの話題を紹介した下記一番下の記事をお読みいただきたい。
- 2015/4/28 「マチの健康ステーション」、タバコ販売はやめられない・・・(その1)
- 2015/4/30 「マチの健康ステーション」、タバコ販売はやめられない・・・(その2)
- 2015/5/1 「マチの健康ステーション」、タバコ販売はやめられない・・・(その3)
- 2015/2/11 CVS業績好調、タバコ販売打ち切りの影響は限定的⇒企業イメージ・企業価値を同時に向上させた
- 2015/2/12 企業イメージの矛盾は長期的に見れば損失に
- 2015/6/24 CVSのタバコ販売打ち切りのその後。ジャンクフードはどうなる??