2017/07/09

推測する技術を何かに活かしたい・・・

2月に後発医薬品係数の内示があった時点で、ヒストグラムなどを参考に後発医薬品指数(=後発医薬品使用割合)の分布を下の図のようにシミュレーションしていた。

後発医薬品使用割合の施設分布(弊社シミュレーション結果)
下記ブログ参照

後発医薬品使用割合65%くらいの病院はどうなったのか? - 医療、福祉に貢献するために 後発医薬品使用割合65%くらいの病院はどうなったのか?

2月のグラフは1%刻みで表記していたが、5月の中医協の分科会の資料では5%刻みで示されていたので、同じ間隔で集計し直したものと中医協の資料を比較してみた(下図)。

後発医薬品指数の分布検証(中医協資料と弊社シミュレーション結果の比較)

ただグラフのスケールをあわせ重ねただけだが、ほぼぴったりあっている。というわけで、前年度の係数から後発医薬品使用割合を仮置きし、さらに1年分の伸びを折り込み、強引に試算した施設分布ではあったが、それなりの精度で再現できていたようだ。とはいっても、実際の医療機関の後発医薬品使用割合は分からないため、検証はこの程度でしかないが。

中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会審議会資料 |厚生労働省 中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会審議会資料 |厚生労働省
余談だが、各医療機関のデータが手元にないために、このような「推測する技術」を身につけることができたのかもしれないと感じている。何の役に立つかわからないが・・・。