WHOLE FOODS MARKETの入り口で見かけたポスター |
先週聞いてきた講演で、アマゾンとホールフーズマーケットの話題が出た。医療の世界がバリューベースドケアに移行し始めているものの、アメリカにおいて医療費の大半はFee for Serviceであり、Value-based Careの売上は10%にも満たないとのこと。小売業でたとえると、Value-based Careは一昔前のアマゾンのようなオンライン販売で、Fee for ServiceはWal-MartやTargetなど従来からある店舗販売のようなものだと。好きか嫌いかは別としても、オンラインの時代が着実に来ていて、アマゾンがホールフーズを買収したのは象徴的な意味を持っている。つまり、まだ売上の10%にも満たないValue-based Careではあるが、その時代が着実に来ており、それを好きか嫌いかは別としても、その時代に向け、何をすべきか、自分たちがどうありたいか考えるべきだ、というようなことを言っていた(勝手な理解なので、多少の認識ミスはお許しを)。
日本で言えば、出来高払いから包括払い(Fee for Serviceの置き換え)へのシフトが色々な領域で進んでいるが、さらにその先にはValue-basedな包括払いが待っているはずである。
そのために何をしたらよいか。何が起きるか。・・・サービス提供者の包括化が進む、なんてこともあり得るのではないだろうか。