・・・という内容をシミュレーションしたものが、下の結果である。
2017年度機能評価係数Ⅱ・暫定調整係数ベースの2018年度係数変化の試算結果 |
様々な前提条件※を置いてしまっているので、係数変化の上限・下限はサチってしまっている(と書いたが、「サチる」は一般用語ではないですね。頭打ちになるような意味です)。
激変緩和係数は、大きな値がついていることが推測される。そのため、暫定調整係数の廃止により経営に大きなインパクトが生じるのは、来年ということになるだろう。重症度係数が暫定調整係数のゾンビだと下記のレポートでMMオフィス工藤氏が述べているが、今回の激変緩和係数もまたゾンビと言えるだろう。
DPC効率性係数をメジャー5疾患で深掘り - CBnewsマネジメント |
前回改定のときは、想定よりも、係数が増えなかった(下記レポート参照)。
よくある機能評価係数Ⅱへの疑問 - CBnewsマネジメント |
もしかして、帳尻をあわせた? まさかとそんなことはないと思うが、ブラックボックスなので、真実は分からない。
※ 様々な前提条件とは、DPC算定病床数を参考に包括対象の入院料を想定し、係数に関する「財源」を計算している。「財源」が一定であることを仮定し、2017年度の係数をベースに2018年度の係数を試算している