DPCデータによる症例数と在院日数の関係の施設分布。2012年度実績(オレンジ)と2016年度実績(青)の比較。
2012年度は20日以内のところが少ない。
2016年度は20日以内のところが増えた。
2つのグラフを重ねてみると・・・
青が全般的に下に移動しているように見える。
DPC算定病院全体の在院日数分布を箱ひげ図で見ると、箱全体が下がってきている。特に、箱の下が23日から20日まで縮んで来ているので、早期退院症例が増えてきていると思われる。
箱の上端・中央・下端は75%、50%、25%タイル値 ひげの上端・下端は90%タイル値、最小値 |
DPC算定病院だけに限って、年間症例数50件未満と50件以上で2グループに分けた。2012年度と2016年度の各グループの症例数合計を比較したところ、50件未満のグループは、ほとんど変わっていない。一方で、50件以上のグループは、大幅に件数が増えている。
2012年度と2016年度で分母となる病院数が若干異なるので厳密な比較は難しいが、件数の多いところにより患者が集まってきている、集約化が進んでいる、ということを示唆するデータと言えよう。