2018/08/17

病床機能報告のデータから介護医療院への転換希望は見えてくるか・・・

病院の「介護医療院」転換に予想外の傾向!:日経メディカル 病院の「介護医療院」転換に予想外の傾向!:日経メディカル
介護医療院の転換について、日経ヘルスケア8月号が特集を組んでいたが、「滞っている」と日慢協の武久会長がおっしゃているように、急速に転換が進んでいるとは言えない状況だ。

日慢協BLOG —- 日本慢性期医療協会(JMC)の公式ブログサイト » 介護医療院への移行、「各地で滞っている」 ── 介護保険部会で武久会長 介護医療院への移行、「各地で滞っている」 ── 介護保険部会で武久会長 日慢協BLOG  
冒頭の日経メディカルの記事では、以下のように、意外とⅡ型を目指すところがあると述べている。
I型とII型はおおむね半数ずつ。以前、病院団体などが実施したアンケートなどでは、基本報酬の高いI型介護医療院への移行を目指す医療機関が多かったのですが、現時点では意外なことにII型も少なくありません。
報酬の高い・低いではなく、地域全体・法人全体でどのような病棟・機能を展開するのが良いか考えると、Ⅱ型の使いみちは少なくないように思う。以前、武久会長は医師専従要件などの違いからメリットがあるはず・・・といったことを述べられていた内容に強く同意だ。

介護医療院II型、もっとメリットあるはず - CBnewsマネジメント

今週、複数の県の病床機能報告(平成29年度)の結果で、介護医療院への転換希望を見ていたのだが、希望しているところは少ない。病床機能報告制度の「6年後」には、強制力もないので、参考にすべきではないのかもしれないが・・・。

例えば、神奈川県は下記にエクセルでまとまっている(個別医療機関データは不明)。
平成29年度病床機能報告制度による神奈川県における医療機能ごとの病床の状況 - 神奈川県ホームページ

青森県では個別医療機関のデータが見られる。
平成29年度病床機能報告集計結果 - 青森県庁ホームページ

その他、介護医療院関連の参考記事
日本慢性期医療協会 - [定例記者会見 2018年(平成30年)2月8日]
介護医療院は6月末で21施設、1400床が転換 - 医療介護CBnews
介護医療院の新設、都道府県のニーズで判断を - CBnewsマネジメント
介護医療院によって老健の立ち位置はどうなるの? - CBnewsマネジメント
認知症専門の介護医療院を提案 - 医療介護CBnews