CBnewsの2013年の記事。
ケーススタディー・7年後に浮かぶ病院① - 医療介護CBnews |
今読み返しても、極めて的確な内容。記事で指摘している課題感は、2013年時点より、はるかに強くなっている。締めに書かれているインタビューの下記コメントにも強く同意。
「病院経営者には、地域での自分たちの役割を冷静に見る能力が必要」
日経ヘルスケアや月刊保険診療も読み返していた。
月刊保険診療2011年8月号の「医療機関の実力をどう測るか(下)」。座談会でのMMオフィス工藤氏のコメント。
私が一番注目するのは、「効率性係数」、つまり在院日数です。通常の平均在院日数では、小児科や眼科など、在院日数が短い科を多くもっていると有利ですが、効率性係数の場合は(中略)全国平均に対してどうかという平均で決まる(中略)。本質が浮き彫りになる点が面白いと思います。「本質が浮き彫りになる」と言われている点は、まさに2018年度の改定で急性期の入院料が実績により細分化される下地ができ、その実績の本質とは何ぞやと問われたときの1つの答えだと思う。
余談だが、昨日、工藤氏と一緒だったので、おっしゃっていること一貫してますよねと言ったら、「そんな前に、効率性係数のこと、言ってた??」と驚かれてた(毎月、様々な原稿を書かれ、セミナーなどで話をされているから、覚えていることのほうが無理か)。
先を見通す力は、簡単に身につくものではない。でも教材は多く転がっている。過去に「未来をどう見ていたか」というものはたくさんある。その見ていた未来がすでに到来しているものもあるので、学ぶことは非常に多い。例えば、日本医師会のグランドデザイン。以前、ブログで言及したことがあるので、よろしければ、下の記事をどうぞ。
Back to the Futureと日本医師会のグランドデザインの共通点 - 株式会社メディチュア Blog