2018/11/08

どこまで精緻にみるか

医療需要予測は、いったいどこまで精緻にみるべきか。答えは「目的次第」だ。しかし、技術的にどこまで妥当性のある予測が可能か、把握しておかなければ、目的にあったものを提示することができない。

下記は滋賀県で分析した事例。上が急性期、下が回復期・慢性期、左は従来の市町村単位、右はより細かく試算した町丁単位のものだ。


基となるデータが異なっているので、左右で整合性が完璧に取れているわけではない点は課題だが、細かいエリアごとの需要推移を見ることも十分可能と考えている。

小学校区、中学校区の範囲で地域包括ケアシステムを充実させていくことになれば、その単位で計画を立てる必要性があるのかもしれない。そういったことを見据え、引き続きデータ分析の技術向上を図っていきたい。