2019/08/21

狭心症の心臓カテーテル検査はピークを越えたか?

CBnewsに狭心症や心不全の医療需要動向に関する記事を掲載いただいた。

循環器系疾患は急増するのか? - CBnewsマネジメント 循環器系疾患は急増するのか? - CBnewsマネジメント

記事では5つの分析グラフを紹介した。その裏側では、この20倍以上のグラフを作ったのだが、記事に含めることはできず・・・。同じ主張のものを、前編・後編に分けてしまうのも冗長で・・・。結局、ほとんどの分析は自分でボツに。

例えば、こんな分析グラフ。

DPC公開データ(2013-2017年度実績)を基に作成

頻脈性不整脈に対するアブレーション。入院で年100件を超える施設数が、2013年度は150施設弱だったのが、2017年度には300施設弱と、約2倍に。劇的なスピードで増加している。

また、同じアブレーションにおける各年度の件数上位9番目の施設における症例数を比較すると、年々件数が増えている。ちなみになぜ9番目??というのはかなり恣意的。最上位5病院くらいの変動は、こんなに単純ではない。
DPC公開データ(2013-2017年度実績)を基に作成

そのうち、今回の無駄になった分析を見直して、新しい気付きがないか考えたい。

結局、CBnewsの記事は、狭心症と心不全の分析しか示していないが、主旨はわかりやすいかと思うので、お読みいただけると幸いだ。