水族館の社長が書いた薬剤師のキャリアデザインの本。
あっているけど・・・、あってないか。薬剤師が書いた本。著者の流石さんからいただいた。
もう薬剤師という職種にまったく限定されない働き方をしている流石さんゆえ、おそらく大多数の薬剤師には参考にならない自伝を出されたのかと思ったら、薬剤師の現状と将来を俯瞰した、とても勉強になる内容だった。
自分の価値、業務内容を冷静に見つめることの必要性は、国家資格を持つ薬剤師であっても同じなのだなと感じた。業務のコモディティ化のところは必読。
表紙に「33歳までに読む本」とあるが、40過ぎの薬剤師でない自分も勉強になった。また、薬学部生や薬学部を目指す高校生こそ、読むべきなのではと思った。大学等で多数講義を行っている流石さんだからこその内容が詰まっているのだろう。
薬剤師の採用を考える病院などでは、他との差別化を図る上で、薬剤師以外が職種が読んでも参考になることが多いだろう。
余談だが、水族館の話も期待していたのに、なぜか書かれていない。水族館以外のキャリアも興味あるのに書かれていない。これは薬剤師から水族館・メジャーリーグにまで活躍を広げる自伝的な次作に期待しよう。
薬剤師の新しいキャリアデザイン戦略~自分らしい人生を歩むために! ‶33歳までに読む本〟 | 流石 学, 長谷川 周重 |本 | 通販 | Amazon