高齢患者ほど再入院のリスクが高い。また、病床高回転化は再入院のリスクを高める。
そのような環境下で、再入院を防ぐ取り組みをしている病院は、もっと評価されるべきだ。現状は、再入院したら一連の入院を見なす等のペナルティ的な報酬体系であり、再入院を防ぐことがポジティブな評価にならない。ポジティブな評価は、積極的な取り組みを行う病院にとってメリットがある。また、再入院せずにすむ患者にもメリットがある。防げる再入院を減らせれば、医療資源の効率的な利用にもつながる。三方良しだ。
積極的な取り組みが評価されないとはいえ、病院は、今のうちから、積極的な取り組みを始めるべきだ・・・という主旨の記事をCBnewsに掲載いただいた。
再入院抑制が評価される時代に向けた取り組みを - CBnewsマネジメント
医療機関の連携まで視野に入れた二次性骨折予防の取り組みが評価されるようになった。今後、さまざまな疾患での取り組みが評価されることを期待している。再入院のリスク評価などは、弊社もデータ分析で貢献できる余地があると思っており、分析に磨きをかけたい。
先日、医用工学研究所主催のセミナーにて、データ分析をいかにアクションにつなげるか、というテーマで話をさせていただいた。来月末くらいまで、アーカイブ配信をしてくださるとのことで、興味があれば、ぜひどうぞ。