2023/07/22

間違っていなかったとほっとする一方で、改めて厳しい現実を痛感させられるニュース

信越放送のニュース。

少子化の影響ここにも 分べん数の減少が産科医療を直撃 経営成り立たず閉院を決めた産院も 模索が続く医療現場の今 (長野) | SBC NEWS | 長野のニュース | SBC信越放送

中村院長 「年間に500件とか600件とかあれば、十分黒字になってたが、300件を切ると、人件費率が非常に上がってくるので経営的には厳しい」


非常に厳しい状況であっても、地域の医療従事者の尽力で、何とか踏ん張っている状況がひしひしと伝わってくる。周産期医療の状況についてデータ分析した内容を、4月にCBnewsに掲載いただいた(経営の厳しい周産期医療に異次元の配慮を - CBnewsマネジメント)が、このニュースは、その記事内容とリンクしてくる。

今週も、ある地域でこの分娩数「300件」は境界線になってしまう話をさせてもらったのだが、このようなニュースを聞くと、それほど現場での認識とずれていなかったとほっとする一方で、厳しさを痛感させられる。


CBnewsに記事を掲載いただいたときに書いたブログはこちら→ 有床診療所のデータを見ることが重要な周産期医療