もはやステータスだけのDPC特定病院群 - CBnewsマネジメント
CBnewsに記事を掲載いただいた。係数については色々思うことがあるのだが、中医協で議論される内容(改定で目指す制度の概要)は、おおよそ委員から異論は出ない。なぜなら、制度が変わることで生じる影響が見えていないからだ。仕組みがブラックボックスであることもその一因。実際の病院のデータを集計した結果に基づき点数や係数が決まるので、蓋をあけてみるまで、どのような影響があるか分からない(なので、明確に影響が示されない)。
今回は基礎係数について。インセンティブとして機能させるには、制度設計が重要なのだが、いじりすぎて、インセンティブがなくなってしまった。それどころか、今回の改定では損するレベルにまで突入した。(そのことは、先日、ちらっとこのブログでも触れた→ 特定病院群のメリットが薄れていないか・・・)
そして、次回改定以降、さらに悪化することが想定されるので、さすがにまずいでしょ・・・というわけで原稿に。
係数は財源を分配する仕組みなので、損をする病院があれば、どこかで得をする病院もある。今、得をしている病院のことを思えば、「ぜひ制度はこのままで」と言いたいところだが、そんな病院もいつ損をする側に回るか分からない。なので、どちらに肩を持つわけでもなく、フラットに仕組みとしておかしいですよねという話。
唐突だが、先日、近所のコンビニと公園の前で、こいつを見かけた。(公園の前で見たときはスーツを着た人たちに囲まれていたので、おそらく実際の配送ではなく、打ち合わせの類かと思われる)
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| 近所のコンビニに導入された自動配送ロボット |
係数の問題にも合い通じるところがある。影響が完璧に予測できないのであれば、検証期間(検証目的の係数を通知し、広く意見募集する。現状のパブコメに不足している要素)を設けるべきだろう。もしくは、制度に精通した委員を揃え、責任を持って議論すべきだろう。
制度設計の失敗のしわ寄せが、日々経営に苦慮している医療関係者にいってしまう。どうしたものか・・・。
