2013/10/09

クローズアップ現代 「ムダの“見える化”で 医療の質を上げろ」

先週放送されたクローズアップ現代、どこかの会社の謳い文句のようだが、内容もそんな感じだった。

ムダの“見える化”で 医療の質を上げろ - NHK クローズアップ現代

再手術が減った、在院日数が短くなった、などなど。それらには様々な要因が複雑に絡み合うだけに、放送後にインターネット上に流れた意見・感想では、批判的な内容も少なくなかった。それは、そもそも、再手術の理由が「見込み違いだった」など、ビッグデータだからどうこうと言うレベルでない課題を番組で取り上げていることが理由の一因だ。

在院日数が短くなったことについては、どの時点とどの時点を比較したのかわからないが、19日から13日に短くなったとのことだ。この点は、客観的な評価が可能であるDPC(入院包括払い)制度の公開データから、その一端を見ることが可能だ。

大学病院本院の在院日数の指標比較TOP10(クリックすると拡大)
出所:厚労省DPC公開データを元にメディチュアが作成
上のグラフのとおり、岐阜大は大学病院本院間の比較では、かなり効率的な医療を行っていることは事実のようだ。

上記はTOP10だが、すべてのデータがある簡易なエクセルは、こちらに⇒Dropboxのファイルへのリンク


下は、Google ドキュメントでも見られるかな・・・と思ったので、試しで。


医療の世界では、あまりビッグでないデータ(例えばCD-R1枚にも満たないデータ)をビッグデータと指している事例が多々あるのだが、まぁ、それは置いておいて、いずれにせよ医療の質が上がる取り組みというのは重要だ。