国保旭中央病院の事例では、外来患者が1日2500人、処方せんが1200枚とかなりのボリュームで、これまで院内処方では、処方の待ち時間が3時間近くになることもあったらしい。
国保旭中央病院の特殊性は昨年末くらいにブログで書いた。
「医療体制の維持」と「医療費の低さ」から興味深い町、千葉県旭市 - 医療、福祉に貢献するために |
明後日から、院外処方になる。そこで何より興味深いのは、院外処方に切り替えても、病院の薬剤師の人数は変えないらしい。院外処方にすることで、待ち時間は短く、そして病院の薬物治療の質が向上するならば、これは悪くない話だろう。ただし、これには、患者の金銭的負担が伴うことを認識すべきだ。それとともに、院外処方に変わったとき、院内処方に比べ説明が十分か不十分か、といったことも患者側が考えるべきだろう。待ち時間の短縮の代わりに、何か質的なものを失ってしまっていたら大問題だ。