2022/10/05

個人的な趣味を無理やり業務に結びつけることが、いつか価値を産み出す・・・はず

日経ビジネスの特集。

鉄道の岐路 民営化35年 JRの試練:日経ビジネス電子版2022年10月3日号の特集)


以下、JR西日本の社長インタビュー記事から、一部引用。
――検討会が示した「輸送密度1000人未満」という協議会の設置基準をどう見ますか。
 検討会の提言は「輸送密度1000人以上は問題なし」と言っているわけではないと思います。1000人未満はもう待ったなしの状況だということ。当社としては輸送密度2000人前後の線区も自治体と議論していきたいと考えています。
 根本的な問題として、何十年もかけて、自動車に適した町づくりの政策が取られてきたわけです。マイカーよりも鉄道のほうが便利な世界をつくるのはもう難しい。マイカーを補完する公共交通は必要ですが、それが鉄道であるべきなのか。廃線にするかどうかという視点ではなく、どの輸送モードが一番効率的なのかを議論すべきです。

424病院(当初の公表後に修正あり)リストの議論と似ている。

鉄道と医療。インフラをどう整備するかは、赤字・黒字だけで議論できない。でも赤字も無視できない。


日本海ヘルスケアネットの栗谷代表理事の財界10月5日号のインタビュー記事の見出しには下記の言葉がある。

地域で必要なら赤字の機関でも維持させる。黒字の機関とバランスよく同居させることが大切

この考え方は、先日のブログ(「ご利用の少ない線区の経営情報を開示します」をどう読むか)でも書いたとおり、鉄道の運営にからめ、今年度主張していることだ。


冒頭の日経ビジネスの特集に出てくるのが、BRT(Bus Rapid Transit)である。これまで乗ることがなかったのだが、先月の連休で多少移動に余裕があったので、乗ってきた。

以下、完全に趣味?
青森から、青い森鉄道、JR八戸線、三陸鉄道を経て、盛から大船渡線BRTに。

盛から東京までの乗車券
BRT区間を含むマニアックな経路を発券してもらった。青森駅の駅員さんに感謝

大船渡駅そばの踏切
三陸鉄道(写真奥の列車・線路)とBRTの道路(手前)が並走している

BRTの車両。説明がなければ、ただのバスにしか見えない


BRTは、専用道路を走る区間では渋滞に巻き込まれることもなく、定時性、速達性が確保される。一方、一般道路を走る区間では、柔軟なルート設定や駅の配置が可能といったメリットがある。

例えば、岩手県立高田病院に乗り入れていることはBRTのメリットを活かしているケースだろう。

高田病院に寄るBRT車内から病院を撮った様子

さらに気仙沼線BRTに乗り換え、柳津まで乗車。

気仙沼線の南三陸町役場・病院前駅から
南三陸病院を撮った様子(ブレブレ・・・)

石巻を経由して、仙台から新幹線で東京に。青森から仙台まで1日近くかかった。ちなみにその翌々日に、また仙台に行くことに。だったら、仙台で泊まっていればよかった(そんな予定になったのは台風のせい)。

鉄道の旅は、趣味と実益を兼ねて・・・といつも言い訳している。しかし、今回はしっかり兼ねられたのでは、と思っている。たとえば、BRTが一般道を走っているときに事故渋滞に巻き込まれたり、現地で実際に乗ってみなければ経験できないことを経験できた。