2014/06/03

歯医者さんにかかると寿命が延びる

明日は虫歯予防デーだ。先日、弊社レポートで虫歯について触れたこともあり、虫歯関連の書籍を紹介したい。

おもしろおかしく、でも真面目に歯を大切にすることの重要さを理解できる

「歯医者さんにかかると寿命が延びる」というタイトルの本。都立駒込病院の歯科口腔外科部長が書いている。ごちゃごちゃ説明するより、読んでもらった方が早い。表紙こそ地味だが、非常に分かりやすい文章で、簡潔に書いてある。参考文献を見ると様々な論文や書籍が載っているのだが、難しさはほとんど感じない(グラム陰性菌とか、若干難しいところは、ぐっと堪えて!)。

「長生きは噛むこと」、FBI、CIA、「歯周病は死襲病だ」、などなど。名言もポンポン飛び出す。これを読むと、かかりつけの歯科医を作ることの良さをあらためて理解できるに違いない。

先日発行したレポートはこちらからどうぞ
⇒ 弊社レポート meditur insight vol.5 発行いたしました

2014/06/02

埼玉の救急はそんなにダメなのでしょうか

土曜の東京新聞の記事。

東京新聞:救急受け入れ38回拒否 川口の骨折女性 昨年、搬送2時間超:社会(TOKYO Web)

また埼玉だ。タイトルだけ読むとただの骨折にしか思えないが、悪性リンパ腫の脳転移患者だったとのこと。かかりつけ医が満床で、受け入れ先を探すのに難航したようだ。(記事には春日部の話も載っている)

「拒否」という書き方は、マスコミが病院を悪者としている感が否めない。そして「拒否」ではなく「不能」だと病院側は主張するに違いない。

そもそも、埼玉、救急体制がおかしいのでは?という話は、先日もブログに書いた。

#7119や#8000の認知度向上、ちりもつもれば・・・ - 医療、福祉に貢献するために
そして、日曜(土曜だったかも・・・)の読売新聞・埼玉版。偶然、川越救急クリニックの上原院長の記事が載っていた。

院長の勝手気ままなブログ - 川越救急クリニック

上原院長からの、現場目線での意見は非常に重い。時間があるときに、上記のブログを読んでいただきたい。

何はともあれ、県民が興味を持つことではないだろうか。そして、マスコミは無用な煽りをせず、報じるべきだろう。

今とある複数の都道府県の救急医療について分析している。マスコミが流す情報とはまた違う情報が見えてくる。病院側だって、断るには断るなりの理由がある。性善説にたって、全部受け入れてくれるはず、という理論を振りかざすのはあまりに無謀だ。飲食店が「あいにく満席で・・・」と詫びるのとは違って、医療は一刻を争うケースがある。難しい問題だ・・・。

5月に読まれた記事TOP3

先月も多くの皆様にブログへアクセスいただき、ありがとうございました。先月は1年近く前に書いたものですがヘルスケアポイント関連へのアクセスが増えていました。




 また、先月はmeditur insightの新しい号を発行いたしました。あさっての虫歯予防デーに向け、関連の書籍も紹介していこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


~去年の5月に読まれた記事TOP3はこちら~
5月に読まれた記事TOP3 - 医療、福祉に貢献するために