2018/12/30

分析旅行

木曜の夜から、いつもどおり分析などの仕事をしながら、気になっているところを歩く旅に。

宿の2泊を除くと、丸3日間電車に揺られっぱなしだったので、移動距離も2000kmを超えたようだ。前回、鹿児島から山陰本線・中央本線を通って東京まで帰ってきたときでさえ1700kmくらいだったはずなので、今回はかなり長い。(ちなみに、交通費をケチっているわけではないが、毎回18きっぷなのは、ゆっくり電車に乗ること自体がひとつの目的)

海の見えない「ビーチ」駅

プログラムも組めたし、原稿も書いたし、本も読めたし、長距離移動も悪くない。

そして、色々な町を歩き、データで見て想像していたものとあっていることもあれば、間違っていることもあった。訪れたことのない土地だから客観的に見ていたつもりでも、「きっとこうに違いない」という主観が強いところもあった。実際に目で見て、その土地を感じると、新たな発見があった。セミナーなどの内容ももう少し改善できたかもしれない・・・。

まだまだだ。来年も努力(旅行!?)しよう・・・

2018/12/29

地味なグラフの裏側にある苦労、読み手には・・・どうでもいいか

CBnewsで初夏に書いた記事が有料会員でなくても読めるようになったようだ。

「夏枯れ」対策、天皇即位に伴う“10連休”にも留意を - 医療介護CBnews 「夏枯れ」対策、天皇即位に伴う“10連休”にも留意を - 医療介護CBnews

記事の内容はさておき、グラフ3を分析するのに、何日かかっただろうか。がん専門病院のデータを集め、シミュレーションモデルを作り、プログラムを組み、パラメータを調整し・・・。

結果は折れ線グラフ1本(グラフ3の黄色)に過ぎないので、苦労を表に出すことはなかなか難しい。このように業務の大半は地味な作業だ(これが楽しくて仕方ないので、まったく不満はない)。

2018/12/28

日揮協賛企画、MMオフィス工藤氏とのセミナー

2月23日、工藤氏とのセミナー企画が決まりました。

2025年に向けた病棟再編成とこれからの病院経営戦略  セミナー 2025年に向けた病棟再編成とこれからの病院経営戦略  セミナー

大変ありがたいことに、医療従事者は3000円で参加いただけます。

工藤氏との日経ヘルスケアのセミナーでは、時間もたっぷりある関係で、自分はケーススタディ中心で工藤氏に質問をぶつけておりましたが、今回は、内容を変えて、チャレンジしてみたいと思っております。

ご都合があえば、ぜひご参加ください。

2018/12/27

得意領域で書いた自信作・・・とまでは言えないが、時間は相当かかってる記事

医療需要の将来動向と直近のマクロな環境変化を結びつける弊社の得意領域で記事を書いた。

全麻患者の大病院への集約化が加速する需要減少地域 - CBnewsマネジメント 全麻患者の大病院への集約化が加速する需要減少地域 - CBnewsマネジメント

得意領域で書いたから素晴らしい出来です!!と言えればいいのだが、残念ながら、そんな容易なものではない。

記事の補足をすると、手術あり、全身麻酔あり、救急搬送あり、の患者で推移を見ているのは、「急性期度合い」を比較するためだ。急性期度合いの高い医療機能の動向は、全麻が一番反映されると考えている(化学療法や放射線治療もそうなのだが、入院・外来の機能分担の議論があるため、入院患者だけで捉えようとするのは限界がある)。

なお、このような複雑な意図を考えなくても、ただ記事をお読みいただければ、急性期病院の経営戦略を考える上で、どのようなポジションを目指すのか参考にいただけるように整理したつもりだ。今年9月、10月くらいから、中小病院の経営戦略などを述べてきた背景とも言えるデータなので、じっくり味わっていただけると幸いだ。

2018/12/25

医療と介護、どちらに人材が多く確保されているか

労働力調査(総務省統計局)の時系列データを見ていたら、医療(「医療業」に該当する従事者)と介護(「社会保険・社会福祉・介護事業」に該当する従事者)の従事者が逆転していた。

そこで2015年の国勢調査の結果から、年代別に医療と介護の従事者比率を都道府県ごとに見た。

数値が1を超えていれば、医療<介護(緑系)、
数値が1未満であれば、医療>介護(赤系)、とした。

国勢調査(2015年)を基に作成

なるほど・・・。

2018/12/21

トイレのリフォームをしたい・・・

高齢者の療養環境を考える・・・。

出所:平成25年住宅・土地統計調査結果(総務省統計局)を基に作成
※高齢者等のためのトイレ設備とは手すりがあるかどうかで判断

なぜ長野や島根、鳥取が高い割合なのか?
なぜ沖縄や青森が低い割合なのか?

そもそも、なぜトイレか?

今までと違ったことを考えていると、無駄とも言えるような時間が流れていく。プライベートなことだが、今年トイレの水を流す部分が壊れ、ゼムクリップで応急処置をしている。そろそろリフォームか・・・

2018/12/14

誤嚥性肺炎の分析の難しさ

誤嚥性肺炎の「退院」って何だろう?:日経メディカル 誤嚥性肺炎の「退院」って何だろう?:日経メディカル

誤嚥性肺炎のデータ分析は難しい。入院加療したら、すっきり治る、元気に退院できる、というものではない。それゆえ、病床高回転化を意識しなければならない環境下、どういう入院医療を目指すべきか、画一的・絶対的な正解はないと思っている。本当の正解を探そうとするならば、地域でどのように連携するか、医療・介護資源の供給体制や患者背景まで考えなければならない。

でも、国が目指している方向性を考えるときに、この記事の先生がいう
今後は嚥下評価や食事調整の役割が後方病院へと移っていく
このような方向性は強く同意だ。また、それぞれの医療機関が役割を発揮するという観点で、
誤嚥の原因疾患が隠れていないか、とことん追及すること 
といった、それぞれの医療機関が持っている特性に応じ、価値を発揮することこそが重要になるだろう。

あらためて、この記事を読んで、いままで漠然としていた部分が、すっきりした。

2018/12/09

プログラミングの原点

MSX2+ A1WSX
実家で眠っていたパソコンを持って帰ってきた。多分12歳あたりの年末年始に家にやってきたもので、プログラミングの原点とも言えるパソコン(本当の原点は借り物のCASIOのMSX PV-7だが)。

ちなみに動かないかと思ったが起動した。ただ、キーボードが利かないので、ちゃんと動かすには修理が必要(修理の材料は20年前に調達済み・・・)。

BASICの起動画面(家の液晶テレビに初めてピンケーブルをつないだかも)
懐かしい画面。この画面を見たら、色々思い出した。

2018/12/05

今年最高レベルの緊張でした ~CBnewsプレミアム交流会~

先週金曜日、CBnewsに企画いただいた交流会に。たくさんの方々に、また、遠方からもお越しいただき、本当に感謝です。参加者のグループディスカッションや鋭いご質問から、むしろこちらが学ばせていただくようなことも多く、申し訳ないくらいでした。

質問の中には、10月に書いた下記の看護職員の話題に関連する内容のものもありました。


いろいろな記事では書ききれなかった話を、なるべくさせていただきました。

自分のことを育てていただいたCBnewsには感謝してもしきれないくらいですが、感謝の気持ちをただ言葉で表してもあまり意味がないでしょうから、その気持ちは原稿で返すことが理想でしょうか・・・(なかなか難しいですが)。

ご参加くださった皆様、企画いただきましたCBnewsの皆様、本当にありがとうございました。

2018/12/04

ゲーム?? いや、かなり真面目な手術シミュレーター

安心・安全に何度でも失敗できる。病院によっては、教育用のシミュレーターを置いているところもあるが、精密にできたものはかなりの値段らしい。

その点、VRを利用した、比較的安価で手に感触がフィードバックされる手術シミュレーターは興味深い。


「外科医のフライトシミュレーター」というのが、この会社のキャッチコピーらしい。

FundamentalVR - the home of innovative Virtual Experiences and haptic solutions FundamentalVR - the home of innovative Virtual Experiences and haptic solutions

なお、動画はシミュレーターとは言え、生々しいので、苦手な方はお控えください。