2021/12/23

今年最後のCBnewsの記事は看護必要度の「骨の手術」


改定のインパクトを、公の資料やデータで説明するのは難しいのだが、今回は中医協の資料がちょうど良かった(nが少ないことを逆手にとった)。結論は、前回改定後と同じなので、そちら(整形病棟は看護必要度の「お荷物」から「稼ぎ頭」に - CBnewsマネジメント)を読んでね、としておいた。

ちなみに、整形領域はほとんど同じことしか言ってないけど、心電図モニターは若干新しい見解を加えているので、冒頭の記事をお読みいただけると幸いだ。

2021/12/18

医用工学研究所主催セミナーにご参加くださったみなさま、ありがとうございました

先日、会社のウェブサイトにてご案内した(セミナーのご案内(すべてオンライン) | 株式会社メディチュア)セミナーのひとつ、医用工学研究所主催のセミナー、終了。

診療報酬改定に向けた中医協の議論が活発化しているタイミングで、一切、改定の内容に触れない意欲的?無謀?な構成。

年末の忙しい時期に、このような内容で企画してくださった医用工学研究所様に感謝。

データ分析を専門とする弊社の分析ノウハウは、CBnewsなどの記事をお読みいただければ、公開データの分析手法などを中心に、もう隠すことはないくらい明らかになっている。

オープンデータの収集も、別のセミナーなどでノウハウを話してきてしまった。

あと残っているノウハウは、クライアントの病院でのコミュニケーションくらいかな・・・と思っていたら、それもセミナーで話してしまおうか、となったのが、今回の経緯。


まぁ、前回と聴講者がかぶるとしたら、改定のネタばかりだと、そんなに目新しいものがない、 というのもあって、まったく違うものにしてみた。

いつも診療報酬改定や病院経営をテーマに話しているのに対し、まったく違う内容にしてしまったがゆえに、資料準備・内容の構成など、ほぼゼロからの準備に。セミナー案内のコラムを書いた時点で、大枠は決まっていたものの、その時点で講演スライドはゼロ。それから何週間かかけて準備したとは言え、詰めが甘いところもあった。

結論として、さまざまな事態を想定して先回りし、知識をインプットし、データ分析し、トークを準備する、という当たり前すぎる内容の話をさせてもらった。

同じ失敗を繰り返さないための参考にしていただけると信じて、恥を忍んで、失敗のケースをたくさん盛り込んだ。

オンラインのセミナーで、まったく違う内容に挑戦するのは、リアルタイムで反応が見えないため、危険であることは重々承知していたが、弊社のネットワークの不安定さも重なり、想像以上にドキドキした。

新しいことににチャレンジする機会をくださった医用工学研究所様に感謝、そして聴講くださった皆様・鋭いご質問をくださった方に感謝いたします。いただいたご意見・フィードバックを糧に精進いたします。


プレゼン資料の一部抜粋


2021/12/14

病院経営の最新トピックスを学ぶなら

検証 コロナ禍の病院経営―after COVID に向けて持続可能経営への舵取り― | 井上 貴裕 |本 | 通販 | Amazon

井上先生のCBnewsやビジョンと戦略などの連載記事がまとめられており、急性期の基幹病院の院長らとの対談も載っている。読んだことのある記事を読み直しても、非常に勉強になり、頭が整理できる。執筆、セミナー、人材育成など、本当は10人くらい井上先生がいるのではないかと思うほど精力的に活動されていて、いつも記事などを拝読し刺激をいただいている(正直、このような方と一緒に連載しているということ自体がおそれ多い)

CBnewsの有料会員でなく、日頃先生の記事を読んでない人は、ぜひ、この本を(できれば、CBnewsの有料会員になって、弊社の記事も読んで・・・)

有料会員であっても、ビジョンと戦略の記事や対談もあるので、ぜひ。

2021/12/10

公定価格で運営する病院はベースアップが難しい事情とその実態

看護師と薬剤師の給与比較で見えたベースアップの違い - CBnewsマネジメント

CBnewsに掲載いただいた記事。 冒頭だけ読むと、看護師は「4000円って少なすぎない?」と言い、院長・事務長は「4000円だってしんどい」というやりとりを想定するような書きぶり。でもそんな当たり前のやりとりを書いたのは、公定価格で運営している病院では、ベースアップがいかに難しいか、ということをデータで示したかったため。

そして、記事の主旨は、看護師以外に医師事務作業補助者や栄養士・調理師、MSW、事務職員など幅広い職種を対象にして欲しい、特に、看護補助者や医師事務作業補助者、事務職員などの非資格職にとってベースアップは離職率低下・定着率向上につながる。定着率が上がれば、余計な採用コストや教育コストを抑えれることができる⇒病院経営の改善に⇒良い医療を受けられる、という良いスパイラルに入る。つまり、ベースアップは医療機関・患者、双方にメリットがあるだろう。