医療、福祉に貢献するために

医療、福祉に貢献するために
~ 株式会社メディチュア Blog

2020/06/24

今回は簡単な分析です、主旨は重いですが

CBnewsに記事を掲載いただいた。

高齢化のスピードの速さが戦略見直しのきっかけに - CBnewsマネジメント 高齢化のスピードの速さが戦略見直しのきっかけに - CBnewsマネジメント

2020年度改定で急性期病棟でサブアキュート・ポストアキュート患者を看ることは難しくなった。

「他は対策しているけど、うちはまだ大丈夫」と思っているところもあるかもしれない。でも大丈夫なのは、今だけで、そう遠くない将来に、対策が必要になるのではないだろうか。

ということを述べるために、ある地域のデータを整理した。極端に高齢化が進んでいる地域ではないし、首都圏のようなところでもない。県庁所在地に、大学病院・県立病院・市立病院・公的病院が揃っている点も、考察する上で大事なポイントだと考え、地域を選定した。

基幹病院みなが、高度急性期・急性期、総合入院体制加算を届出するような方向に突き進むのは厳しいかもしれない。データ分析を通じて、すでにその予兆が出始めていることを感じた次第だ。

自分の地域に当てはめて分析することも容易なので、参考にいただけると幸いだ。

2020/06/22

月刊医療経営士に記事を掲載いただきました

月刊医療経営士2020年7月号。

「新型コロナが病院経営にもたらす影響をデータから読み解く」と題して、スキルアップ講座を書かせていただいた。


診療報酬制度などへの提言をいくつかさせていただいた。文末の提言は、先日のブログで触れた内容だ ⇒ 異常危険準備金。参考にしてもいいのでは

貴重な機会を頂戴し、感謝。

2020/06/18

機能評価係数Ⅱの解説・・・

解説など、いまさら不要かと思っていたのだが、ある方から「この記事読んで」と言われ、機能評価係数Ⅱについてひどい説明をしている記事を読まされ、ショックを受けた。

2018年9月号の日経ヘルスケアのレポートをお読みいただけると、正しい理解が得られますよ・・・と自分のレポートを宣伝。
日経ヘルスケアに記事を掲載いただきました | 株式会社メディチュア

と思ったのだが、それだけでも何なので、2018年度改定に向け取り組んでいた分析レポートを紹介。3年半前のレポートなので、重症度係数とか後発医薬品係数とか、懐かしい係数もたくさんあるが、もしよろしければ。このレポートをベースに、上記の日経ヘルスケアの原稿を書いているので、雰囲気くらいは伝わるかと・・・。


2020/06/17

最新医療経営 PHASE3の新連載に上村氏が

PHASE3(https://www.jmp.co.jp/phase3/)、7月号から新連載。


行動を変える、組織を変える力が素晴らしい。データをいくら見たところで、行動が変わらなければ、組織が変わらなければ、意味がない。弊社の足りないところを学ばせてくれる師のひとり。今後の連載も楽しみだ。

2020/06/16

異常危険準備金。参考にしてもいいのでは

ある雑誌の原稿で、蛇足的に持論を述べた。まだ、発行されていないので、最終的にボツになってしまうかもしれないが。

新型コロナウイルス感染症が病院経営に与える影響は甚大であり、短期的な損出だけでなく、医療システムの維持にすら影響がおよぶのではないだろうか。このような事態を引き起こした原因が、医療従事者や患者にあれば、その責任を問えばよい。しかし、誰も悪いどころか、みなベストを尽くしている。

これは大規模自然災害のようなものだ。新型コロナは全世界規模で影響がおよんでいる。でも、次は、ある地域だけが被害を受けるかもしれない。自然災害と同じように。

損害保険会社では、保険業法により異常危険準備金の積み立てが義務付けられている。これはいざというときのための「備え」である。ポイントは、限度額までは積み立てが損金算入できる点である。医療機関が社会的インフラであることを考えれば、税法上の優遇をしてでも、このような「余力」を持たせることが良いのではないだろうか。そうなれば、異常危険準備金の積み立てを前提とした診療報酬を設定し、平時に患者がその費用を薄く負担することになる(患者の自己負担割合を考えると、保険料や税金でも負担することに)。

突拍子もないこのアイデアは、15年ほど前、業務で異常危険準備金(だけではないが)の洗替シミュレーションをしていた経験を無理やり活かしたい・・・というわけではない。真に有益だと思って提案している。

2020/06/12

院内トリアージが「院内」にとどまらない未来

興味深い記事。下記はツイートしたものなので、文章も自動で引用されているのだが、確かに、Rethinking、だな、と感じることがたくさんあった。

ツイートの文章を意訳すると「待合室に入れないため、病院に着く前にリモートでトリアージし受付する病院が増えている」といったところだろうか。(今の保健所に連絡・・・はある種のトリアージか??)

この記事、文自体も興味深いし、途中、絵を交えて説明している箇所も興味深い。救急部門、ロボット活用、入院部門、病室、退院部門の5領域について、具体的な例を挙げて説明している。

遠隔診療・オンライン診療というと、患者の自宅と病院・診療所をつなぐイメージだ。もしくは、病院と病院をつなぐイメージだろうか。でも、感染対策として、院内と院内、病院前のテントと院内、といった余地は、相当アリなのではないだろうか。

2020/06/11

地域医療構想調整会議での合意があれば・・・

日経ヘルスケア(2020年6月号)に寄稿した一文を引用。
地域の医療提供体制と医療需要に応じて地域医療構想調整会議等での合意があれば、病床規模によらず地域包括ケア病棟を設置・運営できるようにする方が望ましいと考えている。特に、働き方改革で医療従事者の確保が難しい地域では今後、病院間の再編・統合等が活発化する可能性もあるので、病床規模で制限することには疑問が残る。

さっそく、そうなった。

地ケア病棟、再編・統合で4百床以上の病院は届出可能 - CBnewsマネジメント

さらに、今すでに400床以上で地ケアを持っているところについても、丁寧な議論を期待したい。

介護医療院の開設状況を細かく見ました

CBnewsに記事を掲載いただいた。
今回の記事執筆にあたり、介護系の療養床数について、データを細かく見た。色々見たものの、まとめるのに苦労した。「文化」のような要素が絡んでしまっていて、きれいな数値で示せる内容が乏しい。予想がことごとく外れる。自分が文化?と思ってしまったことも、おそらく自分の理解不足を露呈しているだけかもしれない・・・。やっとのことでまとめたのは介護医療院だった、という流れだ。

個人的には消化不良で、まだまだデータの精査が必要だ。

2020/06/08

2020/06/07

医療政策に関係ない人も読むべき教科書

これはすごい。

自分がいかに断片的な知識しか持っていなかったかを痛切に思う本。膨大な領域が非常にコンパクトにまとめられていて、しかも最新の知見まで触れられている。こんな内容を市販の本で読めることに感謝。2020年はまだ半年も経っていないが、今年最高の一冊に決定!

2020/05/29

データから在宅医療のあり方を考える教科書

松田先生の本(https://amzn.to/3erNbZY)。

医学書院の「病院」で読んでいたり、講演を聞いたりしているものの、とても勉強になる。
個人的には、下記の急性期後、慢性期についてまとまっているのがとても良く、教科書的に使えると思っている。


2020/05/28

ボツにした賃金データ

昨日のブログで触れた、データ処理はしたものの記事にはできなかったもの。

賃金構造統計調査のデータを調査対象者の年齢で補正し、全国平均との差額を求めたもの。緑ほど給与が高く、赤ほど給与が低いことを表している。ちなみに補正用のデータは17年分。グラフ用のデータは直近3年分。
看護師 都道府県別給与(全国平均との差異)
出所: 賃金構造基本統計調査(平成14年~30年)を基に年齢補正給与を算出、全国平均との差異を計算

上のデータは、毎年6月の賃金を7月に調査し、年明けの2月・3月に公表される。過去からの変化などを捉えることには優れているものの、リアルタイム性にかける。

そこでハローワークの求人票を調べてみた。正社員の月給提示額の下限を抽出し、都道府県別の平均値を求めた。緑ほど給与が高く、赤ほど給与が低い、というのは上のグラフと同じ(ただし、上は年額、下は月額なので、絶対額は異なる)。

看護師 月給(求人票の最低提示額の平均)
出所: ハローワーク 求人情報(5/25から1週間以内)


色が似ているので、ハローワークのデータもそれなりに適切な値が取得できたようだ。

下に散布図を書いてみた。まぁ悪くない。

賃金構造基本統計調査とハローワーク求人票の金額比較

データは揃った。あとは原稿なり、クライアントへの提言なり、仕事につなげたい・・・・。

でも、残念!! しばらく、お蔵入り。

2020/05/27

賃金データ分析をしていたのに、届出状況の記事になった

新しい記事をCBnewsに掲載していただいた。当初は、賃金データを分析していたのだが、残念ながら、うまくまとめることができなかった(まだ諦めていないが)。期限のこともあり、結局、手元にある届出データで記事をまとめた。

コロナ禍で届出漏れはないか? 確認にあらゆる手段を - CBnewsマネジメント コロナ禍で届出漏れはないか? 確認にあらゆる手段を - CBnewsマネジメント

認知症ケア加算と地域医療体制確保加算について、細かく見ている。また、記事には、改定後に届出があった件数上位50項目のリストも載せていただいた。チェックする上での参考にいただけると幸いだ。

以下、技術的な話。今回の分析は、以前組んだプログラム(下記ブログ参照)を使っている。
データ収集は省力化を図っているものの、データの微調整で手作業が残っていたり、正直、洗練されているとは言い難い。技術力の向上は永遠の課題だ。

2020/05/13

オンライン診療の未来は読めない?

原稿は隔週で書いている。だけど、GWの影響で、今回の掲載は2週連続に。前回がツイート分析。今回はオンライン診療。

オンライン初診拡大で都道府県・診療科に格差は? - CBnewsマネジメント オンライン初診拡大で都道府県・診療科に格差は? - CBnewsマネジメント

前回のイレギュラーな分析に比べれば、今回は届出データの分析なので得意領域に戻ってきた。とはいえ、オンライン初診がOKになった時限的な医療機関リストの分析なので、データ処理はそれなりに面倒だった。

ちなみに、日々、厚労省のサイトの一覧がアップデートされている。それゆえ、状況が若干変化していることはお許しを。

記事では、オンライン診療料の届出状況、オンライン初診の対応状況から、見えてくることについて述べた。もしよろしければお読みいただけると幸いだ。

2020/05/07

不要不急の分析記事

先日から、ブログで言及していたTwitterのつぶやき分析の記事をCBnewsに掲載いただいた。
ツイートからリアルタイムに捉えた病院経営の厳しさは - CBnewsマネジメント ツイートからリアルタイムに捉えた病院経営の厳しさは - CBnewsマネジメント

参考にいただけると幸いだ。

2020/05/06

頭の中が、そのまま文章に

ある原稿を書くためCBnewsの昔の自分の記事を読んでいたら、CBnewsのトップに自分の以前の記事が。

看護職員が余るか考えたら人事制度の課題に行き着いた - 医療介護CBnews 看護職員が余るか考えたら人事制度の課題に行き着いた - 医療介護CBnews

連休中、以前の有料記事から1つピックアップし、無料版に再掲くださったものだ。

そういえば、こんな分析をしてたなぁ・・・。読み返しながら、書いた当時のことを思い出した。

まず背景に、次の2点があった。
・看護師の需給推計が分科会から出てきた
・ある県の公立病院の経営課題を分析していた

そこで、背景の2点目を考えるため、地方公営企業年鑑のデータ分析をしていた。
その結果、グラフ3(看護師の平均年齢と病床数の関係)が何となく見えてきた。
ちなみに、グラフ2は以前別の原稿でまとめていた内容。
平均年齢に違いがあれば、給与も違うだろう・・・ということから、グラフ4、5(基本給、時間外手当などの比較)につながり、グラフ6(看護師の人件費率)に落とし込んだ。余談だが、背景の公立病院の経営課題は、ここまでの分析結果を用い、個別データを落とし込み、ほぼほぼまとまった。

ここから先は、CBnewsの原稿をどうしようかなという話。確か、グラフ6までの分析で書いたものの、需給推計と公営企業年鑑の分析がつなげられないか考えていたように記憶している。

グラフ1(将来需給推計)とグラフ3などをつなげるために、衛生行政報告例で年齢を見て、グラフ8(需給推計と平均年齢の相関関係)に。グラフ8を見て、グラフ9の離職率につなげた。

・・・という流れなのだが、読者には関係ない話だ。なので、読みやすく・分かりやすくを意識して構成しているつもりだが、自分の頭の中がそのまま記事に出てきてしまっている。

今、読み返すと恥ずかしい。小学生の自由研究なら、こういう流れで書いても良いかもしれない。でも、読ませる文章を書ける人なら、こういう流れでは書かないはずだ。でも残念ながら、自分には無理だ。

2020/05/05

EHRデータから見えてくる検診の実施動向

アメリカの話。

Delayed Cancer Screenings – Epic Health Research Network
EHR data show a recent abrupt drop – between 86% and 94% – in preventive cancer screenings performed across the United States, presumably due to access disruptions caused by COVID-19. This study compares the number of screenings for cervical, colon, and breast cancer completed each week in 2020 to the average number of screenings completed during equivalent weeks from 2017–2019. The data set includes 2.7 million patient records from 39 organizations that represent 190 hospitals spanning 23 states.

190病院(39組織、23州) のEHRデータから、COVID-19でのがん検診の件数変化を見たとのこと。86~94%の落ち込みだったらしい。このような傾向が続けば、がんの診断ができなかったり、進行してから診断されたりするような影響が出てくる可能性が指摘されている。

短期的な病院経営のインパクトに加え、患者の健康・医療の質にも影響が出かねない。厳しい状況だ。

2020/05/03

感情分析は使えるか? ⇒ 使い方による

次回掲載いただく予定のCBnewsの記事を書いてから1週間過ぎてしまったので、最新情報でアップデートしてみた。記事では、ツイート内容の感情分析(ポジティブな内容か、ネガティブな内容か判断するもの)を用いて、環境変化を調べてみている。

「マスク」について、1月下旬くらいからネガティブなツイートが増えていた・・・というのが記事で述べている内容なのだが、4月最終週はわずかではあるが、ネガティブよりポジティブが多くなった。感情分析はあくまでも機械的な判断なので、100%正解(1件1件、すべてで正しい判定)を導き出せているわけではない。しかし、大まかな推移を見る程度であれば、下のグラフで1月下旬の変化をはっきり捉えられていることからも、それなりに使えると考えて良いだろう。

「マスク」の文言を含むツイート内容の感情分析
ポジティブ件数比率とネガティブ件数比率の差分の週次推移
(プラスはポジティブの方が多い。マイナスはネガティブの方が多い)
オレンジ線は5週移動平均線

ゆえに少し状況が変わってきた可能性がある。記事ではもう少し細かく説明している。ボツにならずに掲載していただけることを祈る。

2020/04/30

ツイート件数の推移から、改定の関心度は見えるか?

隔週水曜で掲載いただいているCBnews。昨日は祝日だったので、次回は来月らしい。

次回は、先日のブログ(「マスク」で検証)と関連する内容で原稿を書いた。

原稿に載せなかったグラフをいくつか。改定関連の用語で、ツイッターのつぶやき件数を見たもの。診療報酬改定、疑義解釈、看護必要度、それぞれの用語で特徴がある。




次回原稿では、ツイート分析するプログラムを直して、ツイート内容の感情分析もしてみた。何かしら参考にいただけると幸いだ。

2020/04/24

「マスク」で検証

7、8年前に組んでいたプログラムを引っ張り出してきたのだが、javaでメンテナンスしづらいので、pythonで組み直した(気に入らないところもあったので直した)。Twitterで「マスク」を含むTweet件数の推移を見た。比較対象として、Google Trendsの数値を一緒にプロットした(両数値が比較できるように2020/3/1のTweet件数で、Google Trendsの値は補正)。

「マスク」のTweet件数とGoogle Trendsの比較(7日移動平均)

いい感じでピタッとくっついた。Tweet件数は全件取得した結果ではなく、時間あたりの件数で1日の件数を推計している。

プログラムは問題なさそうだ。

2020/04/20

教科書のようにうまくいかない、現実は

医療資源投入内容から、救急医療管理加算1と2、加算なしの違いを峻別できるか?

特徴量をどう作るか、残すか。色々試行錯誤してみたものの、しっくりと来る結果はなかなか得られず。

下のグラフは分かりやすい例。加算有無で、入院初日・翌日の医療資源投入内容の違いを見たもの。



加算算定患者は、検査・画像の医療資源投入量が多い。一方、手術ははっきりと傾向が見えず・・・。

もう少し試行錯誤を続けるつもり。

2020/04/15

今回は救急医療管理加算に関する分析です

CBnewsに記事を掲載いただいた。

救急医療管理加算の地域差は査定率が原因? - CBnewsマネジメント 救急医療管理加算の地域差は査定率が原因? - CBnewsマネジメント

今、いつもどおりの運営ができている病院などほぼないだろうから、この記事にどこまで価値があるかわからない。弊社のできることは限られているので、できる範囲で模索しつづけたい。

新型コロナで救急医療管理加算1、14日間。確かにありがたいかもしれないが、950点ではなく、10倍の9500点でも現場の負担と釣り合いが取れないのでは・・・。

2020/04/10

地域移行機能強化病棟入院料の届出施設はどこにあるか・・・

分析の息抜きに。直近の厚生局の届出データから。



もう少しうまく表示できないの?と自分を責めるものの、いいアイデアは思いつかない。

2020/04/02

麻酔管理料の届出状況の可視化

2020年度DPC算定病院における直近の麻酔管理料の届出状況。縦軸のDPC算定病床数はDPC公開データ(2018年度実績)のもの。500床以上では大半が麻酔管理料Ⅰ・Ⅱ両方届出。

さらにDPC算定病院以外も加えて、比較した。
DPC算定病院は2020年度の病院群ごと、DPC算定病院以外はデータ提出あり・なしで分け、麻酔管理料の届出状況を見た。

DPC算定病院以外で、麻酔管理料Ⅰ・Ⅱ両方届出してるのは7病院(グラフでは細くてほとんど見えない)。周産期に強い病院や、防衛関係の病院などが含まれている。

昨今の医療機関を取り巻く環境を考えると、昨日掲載いただいたCBnewsの記事など、正直どうでもよいことなのでは?と思う。どこもそれどころでないことは重々承知しているのだが、弊社にできることがないので、粛々とデータ分析を続けている。

2020/04/01

エイプリルフールでも、つけないうそ

CBnewsに記事を掲載いただいた。

DPC病棟から地ケア病棟への転棟患者が期間ⅡまでDPC点数を算定することがテーマ。曖昧な「点」をはっきりさせるのであって、「曖昧な点」をはっきりさせることはできない。これは厚労省でなければ無理。自分なりの解釈などをしようものなら「エイプリルフールでした」ではすまない。

曖昧な「点」だけでも、把握・共有しておかないと、混乱しますよね?というのが主旨だ。

「温泉」を含む名前の病院は・・・

72施設。うち、療養病床を持っているのが63施設。精神病床を持っているのが9施設。

特に意味はない。病院名を見続けていて、興味が湧いたから。ただそれだけ。
温泉以外にも、「病院」や「センター」なども抽出してみた。

語句 含まれる施設割合
病院 93.8%
センター 5.7%
中央 4.4%
総合 4.4%
ホスピタル 1.0%
温泉 0.9%
クリニック 0.3%

「クリニック」を含む病院が22施設あったことは興味深い。

今日は4月1日。CBnewsの連載に改定がらみの記事を掲載いただく予定。世間の事情が事情なので、改定の話題はどうしたものか・・・と思いながらも、自分のもやっとしたものを書いたので、お読みいただけると幸いだ。今回はデータ分析の詰めが若干甘い(先週公開されたDPCデータを使えば、もう少し精度を高められた気がする・・・)。お許しを。

2020/03/20

診療情報提供料(Ⅲ)の対象紹介元を抽出

診療報酬改定で新設される診療情報提供料(Ⅲ)。「かかりつけ医機能を有する医療機関」から紹介された患者などが対象となる。そのかかりつけ医機能を有する医療機関がどのくらいあるか調べた。

かかりつけ医機能を有する医療機関の対象はこちら
地域包括診療加算、地域包括診療料、小児かかりつけ診療料、在宅時医学総合管理料(在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院に限る。)若しくは施設入居時等医学総合管理料(在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院に限る。)を届け出ている医療機関

以下、いずれも直近の厚生局の届出データを基に集計。

無床診療所で2割弱、有床診療所で3割弱が該当している。

まず診療所。
都道府県別の割合。

該当施設数。

病院も同様に、割合と施設数。


適切に算定するには、定期的な厚生局の届出確認が必要だろう。

2020/03/19

ボツグラフの山

昨日掲載のCBnews記事(救急搬送が増える地域、増えない地域 - CBnewsマネジメント)について。

ボツにしたグラフ2つ。

まず、高齢化が進むと重症患者(傷病程度が3週間以上の入院加療を必要とするもの)の割合が高くなる。

救急搬送人員に占める65歳以上割合と重症割合の関係(都道府県別)
出所:総務省消防庁 救急救助の現況を基に作成

CBnewsの記事では、重症と中等症(入院加療を必要とし重症でないもの)の合計で関係性を見たグラフを示している。

もうひとつは心肺停止患者の搬送数推移。全国(太い黄線)は増加傾向。でも2012年以降はほぼ横ばい。都道府県別では、徳島や埼玉は顕著な増加。でも、減少している地域も見られる。
心肺停止搬送人員数推移(都道府県別)
出所:総務省消防庁 救急救助の現況を基に作成
おそらく、これを人口動態等で明確に説明するのは困難。記事の主旨に大きな影響を与えそうな示唆を得ることも困難と判断し、ボツに。

他にも軽症割合と高齢化割合を見たもの、2017年実績で見たもの(CBnewsの記事は2018年実績)、相関係数のグラフなどなど、たくさんあったものは、ブログの記事にすらボツに。

最初から、ゴールに向かって最短距離を進んで、記事を書ければ良いが、現実は無駄な遠回りばかりだ。

2020/03/18

救急搬送年2,000件の難易度を決める内部要因と外部要因

救急搬送が増える地域、増えない地域 - CBnewsマネジメント 救急搬送が増える地域、増えない地域 - CBnewsマネジメント

前回(地域医療体制確保加算は全国想定年460億円のインパクト)に続き、地域医療体制確保加算を意識した記事に。

今回は2000件確保を目指す病院・維持したい病院に向け、戦略策定のフレームワークを紹介している。秋田と沖縄のデータを示しながら、地域よって戦略は違ってくることを述べた。救急搬送の将来予測は独自のものだ(このような予測はあまり行われていないようなので、参考にいただけると幸いです。でも学術論文なども含め厳密に調査しているわけではないので、もし類似事例、先行事例があれば、教えて下さい・・・)。

2020/03/10

昨日の続き

病床が十二分にあったところで、働く人が不足していたらは意味がない。

医療従事者を十分に確保するには、働き方改革が大事だ。不足気味、超過労働気味では、有事に崩壊する。でも、現状はしっかり人員を配置すると、有事でないときに経営がキツイ。これが問題であって、診療報酬で評価すべきだ。

2020/03/09

新型コロナで露呈する医療システムの課題とその解決策

新型コロナウイルスは医療・経済・家庭などなど、様々なところに深刻な影響を及ぼしている・・・という話は自分がするまでもないだろう。

有事の際、医療システムが機能不全に陥ることは避けなければならない。例えば、病床には余裕があった方が良い。これも当たり前のことだ。しかし、多くの病院は、赤字の圧縮や黒字化を目指し、稼働率を上げる。満床を目指す。経営的に優れている病院は、高稼働率のことが多い。

これでは有事にうまく対応できない。


その上、地域医療構想では、現状の病床数は将来需要に対し過剰だと指摘されている。でも現状は患者も多い。しかも2月3月は季節的に稼働率が高い。無理にベッドを空ける理由はない。たまたま満床の時期に、有事が起きれば、医療システムは壊れる。

過剰。不足。矛盾だらけ。

しかし、悲観する必要はない。

満床を目指すことにメリットのある「制度」がおかしい。効率的な病床利用を促すべきだ。例えば、在院日数を短くして効率性係数を上げると、収入は減っても利益が増える、つまり経営的にプラスになるような制度にすべきだ。

以前、CBnewsの記事に書いた。
効率性係数の評価を、現状の6.5倍に引き上げれば良い。(相対評価なので、2年目以降も経営が安定化する仕組みにする必要はあるが・・・)

ベッドを空けておくことへの「評価」は不可能ではない。効率性係数の評価にもう少し重きを置くべきなのではないだろうか。

2020/03/05

地域医療体制確保加算の金銭的インパクトから見えてくる課題

CBnewsに記事を掲載いただいた。

地域医療体制確保加算は全国想定年460億円のインパクト - CBnewsマネジメント 地域医療体制確保加算は全国想定年460億円のインパクト - CBnewsマネジメント

今回の改定の目玉項目。地域医療体制確保加算について。

金銭的インパクトを深堀りすることで、集約化に与える影響や、集約化自体の地域について述べた。

本当は、救急搬送の将来予測をしていたので、その記事を書こうと思っていた。そのつもりで書いていたのだが、冒頭で加算のことを触れてみたところ、そのまま、加算の話題だけで、1本になってしまった。

述べたいことを簡潔にまとめられる人はすごい。

2020/02/29

救急搬送は今後どうなるのか?

救急搬送の人数に占める医療機関・介護施設からの割合(いずれのグラフも、総務省消防庁 令和元年版 救急救助の現況 https://www.fdma.go.jp/publication/rescue/post-1.html を基に作成)。



入院を必要とする人員の2~3割は医療機関や介護施設から要請によるもの。


同じように、事故発生場所(消防庁の区分上の呼び方)別に、入院の必要性有無、死亡などの割合を見た。

医療機関からの要請であれば、9割近くが入院していることに。介護施設からの要請は死亡の割合が少し高い。

先週、ある病院で救急搬送の将来予測データを見てもらい、今後の戦略について議論させてもらった。こちらも色々勉強になることがあった。有意義な議論ができるよう、引き続き、データ整理を進めたい。

2020/02/24

回リハ2回シリーズ、よろしければお読みください

CBnewsに、2回続けて回リハの記事を掲載いただいた。

前回: 20年度改定回リハ実績指数引き上げ、クリアの先には? - CBnewsマネジメント
実績指数の引き上げが、どの程度の病院に影響を及ぼすのか。2018年度の病床機能報告データから検討

今回:
回リハ難民を生み出しかねない看護必要度・回リハ改定 - CBnewsマネジメント 回リハ難民を生み出しかねない看護必要度・回リハ改定 - CBnewsマネジメント
前回に続き病床機能報告のデータから、人口あたり回リハ病床数の多い地域、少ない地域の経営環境を推察。先駆的回リハ病院のデータから、改定後の課題や取り組み余地を検討

今までも回リハについては、色々述べてきた。下記、ご参考までに。

高回転化の状況について述べた記事
 急速な経営環境の変化が生じている回リハ病棟 - CBnewsマネジメント
 回リハ病棟の期待に添えない急性期病院は経営悪化に - CBnewsマネジメント
 回リハの実績指数アップで、急性期からの早期退院が進む - CBnewsマネジメント

単価について述べた記事
 回復期リハ病棟の点数は高くない - CBnewsマネジメント

病床過不足の可視化をした記事
 公開データで回リハ病棟の開設余地を考える - CBnewsマネジメント


半年くらい前から予定されていた回リハ病院向けの今週の講演がキャンセルになってしまった。残念だが、事情が事情ゆえ致し方ない。でも、準備のおかげで色々勉強になったし、CBに記事も書いたし(協力くださった病院の方々、ありがとうございました)、自分にとっては、色々プラスになった。

2020/02/19

月刊保険診療、必読です!!!

月刊保険診療。最新号の2月号。特集Part.2は改定の対談。


MMオフィス工藤氏とウォームハーツ長面川氏。師と仰ぐ2人の対談。

(自分でそう言っているだけですが)弟子として、ただ自慢したかっただけです。写真まで載せて、ただの自慢です。お許しを。

2020/02/18

広域化 ≠ 集約化

広域化の記事。興味深い。

広域化の消防本部と医療機関の協力関係構築が必要 - 医療介護CBnews 広域化の消防本部と医療機関の協力関係構築が必要 - 医療介護CBnews

CBnewsの文面に広域化のメリットが述べられていた。
素案では、広域化のメリットについて、▽初動消防力、増援体制の充実▽現場到着時間の短縮▽予防業務・救急業務の高度化・専門化、計画的な研修の実施▽救急搬送における対応の統一化・標準化-などを挙げている。

現場到着時間の短縮に??となった。
施設の集約化、エリアの広域化などを図ると、アクセスは悪くなるのではないか?

そこで、素案(「秋田県消防広域化推進計画」(素案)に関する御意見を募集します | 美の国あきたネット)を読んでみたら、納得。
①初動消防力、増援体制の充実 広域化により、市町村の境界を越えて出動することが可能となり、初動の出動台数の充実が図られるとともに、統一的な指揮のもとで応援体制の強化を図ることが可能となる。
②現場到着時間の短縮 市町村の境界に関わらず、直近の消防隊・救急隊が現場に直行することが可能となる場合があり、現場到着時間の短縮が図られる。
指揮系統の広域化であれば、アクセスは悪化せず、よくなるケースがある。なるほど。

素案では、医療機関との連携について地域包括ケアシステムや二次医療圏などの用語とともに留意点が述べられている。

人口動態上、秋田は課題が先に顕在化する地域のひとつだ。色々参考になる。

2020/02/13

データを疑ってみることの重要性

先日のブログ(年2000件、クリアできる病院は900施設程度か)、病床機能報告のデータ、他にもおかしな数値があった。MMオフィス工藤氏に指摘された。鋭い!!

厚労省のサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/open_data_00002.html)の注意書きには、下記のようにあるので、都道府県のデータを確認する必要があるのはやむを得ない。
2.当ホームページの情報は、平成30年6月15日時点において病床機能報告事務局が把握している報告内容を基に作成されています。
ただし、都道府県庁において個別に情報を更新している場合もあることから、
最新の報告内容については、各都道府県庁のホームページにてご確認ください。
自分が情けないのは、医師数を縦軸に取り散布図にしているので、外れ値を拾い上げることができたはずだ。それなのに、チェックが甘かった。明らかに件数分布から外れていた国保旭は気づけたのに、諏訪赤十字は気づかなかった。他にも1病院気づいたが、これは確信が持てない(2016年が1800件程度なのに、2017年度は9,000件超え)。

分布から外れた病院をチェックしていて、首都圏で医師数や病床数はあまり多くないものの、救急車の受入台数が極めて多い病院などに気がつけたのは個人的に収穫だった。

下のグラフは、先日のブログのグラフを、現時点でわかっている範囲で修正したもの。

データを疑ってみることの重要性を再認識した。反省。

2020/02/09

病床ダウンサイジング支援の84億円

いつから(先月?先々月??)か忘れたが、パソコンのブラウザなどでブログを見てもらうと、画面の右に出る「こちらの記事もいかがですか」のおすすめを「減反政策から学ぶこと」にしている(これ、実は勝手に出てきているのではなく、こちらが選んだものを表示しているだけ)。

この記事を書いたのは4年半も前のことだ。これに関連して1年半前に、精神病床の地域移行機能強化病棟入院料をテーマに記事も書いた。

ダウンサイジングが評価される時代に備えよ - 医療介護CBnews ダウンサイジングが評価される時代に備えよ - 医療介護CBnews

病床ダウンサイジング支援に84億円のニュースが流れ(下記、CBnews記事参照)、

「病床ダウンサイジング支援」に84億円 - CBnewsマネジメント 「病床ダウンサイジング支援」に84億円 - CBnewsマネジメント

そして、このダウンサイジング支援については、下記の会員サイトで、日本医療法人協会の加納会長が「減反」という言葉を使い、コメントされている。



減反は協調型の課題解決手法である。そして、減反は”その先”を考えておくことが重要だ。その観点においては、純粋に米の減反政策を知ることも参考になる。

改定が気になる時期とは言え、中長期的視点での課題整理も忘れてはならない。

2020/02/08

感覚からの脱却 可視化による課題の発見

データ分析を生業にしている弊社としては、「分析・可視化が大事」は当たり前過ぎることだ。

当たり前のことだ。

でも、プライベートで、データの可視化を体験したら、想像以上にすごかった。

先日、Wattbike(ワットバイク)に乗ってきた。

日本サイクス ワットバイク 日本サイクス ワットバイク

自分で漕いでいる瞬間、瞬間に、目の前の画面に、ペダリングの良し悪しが数値とグラフになって表示される。自分が正しいと思う方にペダリングを治すと、目の前の数値が良くなったり、グラフが良くなったりする。感覚ではない。数値で目に見えるのだ。

「正しい」と思うのは自分の感覚でしかないが、数値で示されると「正しい」は本当に正しい。

可視化のすごさを実感できた。

そして、課題も発見できた。ペダリングどうこうではない。増えすぎた体重が、一番の課題だ。

2020/02/07

答申が出たけど、一切関係ない話題

建築好きでも何でもないのだが、この2週間で撮った写真。

旧唐津銀行

旧大阪教育生命保険ビル

たまたま前を通って、気になったから撮っただけなのだが、どちらも辰野金吾の作らしい。

あと東京駅も、この2週間で何回も使っているが、写真はわざわざ撮らないので、ちょっと古いし、しかも季節が夏だけど、以前撮ったものを。

東京駅
唐津は「建物の前」をたまたま通りかかったのは事実。ただし、唐津の街自体には個人的な興味・関心で佐賀県内の調査のために寄ったのであって、さすがに、気がついたら唐津にいた、というようなたまたまではない。

(追記)記事を書いた直後に東京駅の前を通ったので、今の様子を撮ってみた。
今日の東京駅


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