2025/03/07

可視化するだけではダメ。実行に移してなんぼですよ(自戒)

最近、ある地域の公立病院の話題をニュースなどでよく見かける。極めて病院経営環境が厳しいだけに、その公立病院などの経営が厳しいのは致し方ないと思う。ただ、コロナ前に、その県内の公立病院などに対するアクション案をまとめ(完全に黒子なので名前は出てこないが)その一部は地方紙のトップにも掲載された。それらのプランは、計画が見直されたものもあれば、スルーされたものもあったのだが、5、6年の時を経て、そのスルーされたプランのいくつかが、そのとおりの検討をはじめたというニュースを見聞きした。何だかなぁ・・・、あのとき実行に移してくれていれば・・・、とちょっと悔しい思いをしている(自分たちの説得力、訴求力が弱かったのか、経営環境の悪化によりお尻に火が着かないとダメだったのか)。

その悔しい思いはどこかで何かに活かせるはずである・・・とぼんやり考えながら、最近も地域の調査と分析をしている。

その分析において、いかに訴求力を高めるか。これは弊社の永遠の課題である。その課題へのチャレンジが、今回のCBnewsの記事。

かかりつけ医機能報告開始前に地域連携の可視化を試みる

外来機能報告や施設基準の届出、NDBオープンデータなどを基に、意図を持って可視化することで、示唆を得ようと試みた。原稿を書いてから、あとで見直したら、もっとよくできたのでは・・・と思う点があった。日々精進するのみだ。

2025/02/20

人が取れないリスク、人が余るリスク

リハビリセラピストは不足か過剰か - CBnewsマネジメント

CBnewsにリハビリセラピストの確保に関する記事を掲載いただいた。前回記事(収益性に敏感な大阪が届け出に積極的な項目とは)はリハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算について書いたので、2回連続、リハビリがテーマに。

頭の中では、ALM(Asset Liability Management)のことを意識して、病院の人材確保において「デュレーションマッチング」にあたるのは、「金利感応度」にあたるのは、と考えながら・・・というのは半分冗談で半分本当。

久しぶりにALMの本を読み直したら何か発見があるかなと思い本棚を見たものの、そんな本はすでに手放してしまったらしい。

本題に戻ると、今回の記事の最後に趣旨を述べた。人材が余るリスクに対し、今から手を打つことができれば、積極的に採れると考えている。逆に言えば、今積極的に採るならば、将来を見据えて手を打たなければダメということ。(やはりALMの話はいらなかったのでは・・・)

スマートライフ+サミット2025、参加ありがとうございました

 先日、スマートライフ+サミット2025において、「2024年度病院経営課題の実態調査をどう捉えるか」をテーマとしたセッションで座長を務めさせていただきました。

こちらの不手際で投影する資料ミスなどがあり、ご参加いただいた皆様にはお聞き苦しい点もあったかと思います。しかし、窪田様、竹原様、森様の御三方が、非常に示唆に富む話を展開くださったおかげで、皆様にとって参考になる点が多々あったと自負しております。私自身も大変貴重な学びを得ることができました。ご参加くださった皆様、サミットの運営・セッションの企画をくださった日本能率協会様に御礼申し上げます。

3日連続で病院給食が話題に挙がった週の週末の一コマ