2021/02/19

緩和ケア病棟の地域性・多様性から、病床機能報告データの活用テクニックを

水曜、緩和ケア病棟の記事をCBnewsに掲載いただいた。

緩和ケア病棟の多様性からニーズを読む - CBnewsマネジメント

前回も緩和ケア病棟がテーマで、今回もその続き。とはいえ、前回は「届出データから見た改定による取り組みの変化と、診療報酬制度の見直し余地」が主な内容で、今回は「病床機能報告データから見た地域性、施設の多様性」とまったく違う内容に。

診療報酬は、現場の負担に応じた点数設定が大事であるのは言うまでもなく、制度の明確さ、シンプルさも大事であり、なおかつ、インセンティブの要素も求められる。あまりにインセンティブや誘導の要素を濃くすると、現場への締め付けにもなりかねない。

診療報酬の制度次第では多様性を認めないことにもなりかねない(前回記事の緩和ケア病棟の平均在院日数の基準はその代表的な例だろう)。多様性をどこまで認めるか考える上で、今回の記事は参考にしていただけると信じている。記事では、病床機能報告のデータから都道府県別の数値でグラフを作っている。しかし、これは病院別・病棟別のデータが基になっている。そのため、個々の病棟の運営方針までうかがい知ることのできる情報が詰まっている。

データをどう見るか。地域性・多様性をどう理解するか。そのテクニックとして、記事をお読みいただけるとありがたい。