2020/01/09

「期間ⅡまでDPC点数継続」を近視眼的・大局的に見てみた

新年、最初の記事を掲載いただいた。

地ケア転棟、期間IIまでDPC点数継続の影響をどう見るか - CBnewsマネジメント 地ケア転棟、期間IIまでDPC点数継続の影響をどう見るか - CBnewsマネジメント

年末年始で十分時間があったので、温めてきた練りに練ったネタを・・・、と言いたいところだが、いくら時間があっても能力は高まらないので、いつもどおりの仕上がりに。
編集の力で、うまくまとめていただいているので、ぜひお読みいただければ幸いだ。

内容は、次回改定で、DPCから地ケア病棟への転棟時、期間ⅡまでDPC点数を引き継ぐ見直し案について、どのような影響があるのか整理した。

影響は①医療機関別係数、②転棟タイミング、③対象疾患によって異なることを示した。また、見直し案を経営的にポジティブに受け止めれば、「早期転棟」、「地ケア直接入院」を積極的に考えるべきであることを示した。この「早期転棟」、「地ケア直接入院」は、大局的にも、病棟機能分化、アウトカム志向の方向性に一致するものである。

すなわち、コンサル的発想と言われかねない収入最大化を意図した「早期転棟」、「地ケア直接入院」は、時代の流れに対し矛盾が生じないと理解している。

・・・とここまで書いたが、もともと書こうと思っていたことは、記事最後の段落だ。診療報酬制度の体系的な理解をされているMMオフィス工藤氏に言わせると「時空がゆがむ」とのこと。今回のDPC期間ⅡまでのDPC点数継続は、機能分化・アウトカム志向を加速させるだけに、制度面でうまく整理し、改定時の混乱を最小限に抑えてもらいたい。