2017/03/04

データから地域が抱える経営課題を考え、実際の声を聞く

昨日は埼玉で開催されたセミナーにて講演。

埼玉県の医療需要推移予測の分析結果を基に、今後の病院経営の課題と取り組みの必要性について述べさせてもらった。下は、その医療需要推移の分析結果。

最近、このような内容の分析をよく行っている。埼玉以外にも、栃木、茨城、神奈川、青森、兵庫・・・。色は比率で着けているが、あくまでも参考情報。比率だけではなく、現状と将来のボリュームの差の絶対値も見なければいけない。

高度急性期・急性期 2025年(2015年基準)

高度急性期・急性期 2040年(2015年基準)

回復期・慢性期 2025年(2015年基準)

回復期・慢性期 2040年(2015年基準)
※上記地図は、国立社会保障・人口問題研究所の人口推計等を基にメディチュアで分析

また、参加者などから、貴重な話も伺うことができた。これが自分にとっては一番の収穫だった。ありがたい機会をいただけたことに感謝。

2017/03/02

複雑性係数を色々複雑に考えた結果を、極力シンプルにまとめたレポート

DPC機能評価係数Ⅱの複雑性係数に関する記事をCBnewsマネジメントに掲載いただいた。記事では、入院化学療法が複雑性係数に与える影響などについても言及したので、色々と参考にしていただけるのではないかと思う。

改善余地の少ない複雑性係数から見えること - CBnewsマネジメント

先日のケースミックスの話は、言うまでもなく、この記事のための分析であった。

ケースミックスに悩まされた1週間 - 医療、福祉に貢献するために

というわけで、記事と合わせて先日のグラフをご覧いただくと、MDC02の眼科系疾患や、MDC06消化器系疾患、MDC12の婦人科系疾患の動きが興味深い結果となっている。

眼科や婦人科の入院件数を減らせば複雑性係数は上がる・・・ということが分かって、外来移行できるものであれば良いが、そうでないのであれば、努力余地はないように思う。

しかも、入院件数を減らし外来に移行させれば、機能評価係数上の患者シェアや疾患カバーが減る(シェアもカバーも、本来は外来も含め考えるべきもの!)。複雑性係数を上げたら、地域医療係数やカバー率が下がってしまった、なんてことになったら、とても笑えない・・・。

2017/03/01

RESASに医療・介護需給が追加された

RESAS、昨日の「平成28年度 第2次リリース」で医療需給、介護需給が追加になった。

トップページ - RESAS 地域経済分析システム

人口あたりの病床数や、疾患別の患者数などを見ることができる。ウェブブラウザ上で完結できることや、医療・介護以外の産業とのつながりを考えることなど、様々な利用方法が考えられる。

実際、昨日、触ってみた印象としては、地図上で、多い少ないだけで表現しようとすると、どうしても背景にある人口の差異が大きいため、あまり参考にできない情報も多いように感じた。ただし、比率で見ることができたり、いろいろ興味深いデータを、短時間で調査できるので、使い方次第で色々活用できるように思った。

また、人口メッシュ、将来人口メッシュの機能も追加になっている。現状の人口をマッピングできる機能は色々あるが、将来人口メッシュは興味深い(現時点では2050年しか選択できないのだが・・・)。


余談だが、以前RESASのことを話題にした記事はこちら

医療、福祉に貢献するために: RESASの検索結果