9月22日の日経プラスワンに記事があったので手元にある人は是非読んでもらいたい。
気になった箇所を抜粋すると、
若くて健康な人で、診療所や病院を受診する機会がほとんどない場合、どのようにかかりつけ医を見つければいいのだろうか。丸山理事長(日本プライマリ・ケア連合学会)は「認定医の数が増えるまでには時間がかかる。しばらくは地域の医師会などに相談して、自分の住む地域で、長く通える医師を探すといい」と話す。現実的な話だろうか?
医師会に相談して、医師を探す??
少なくとも、身近で、医師探しのために医師会に相談した人を知らない。
受診する機会がほとんどない人が医師会に相談するのは理想かもしれないが、20代、30代の感覚では、まったく理解できないのではないだろうか。
せめて、風邪をひいたときに、身近なところで良い医者がいないか探せばよい、くらいが現実的なのでは。下記のコメントは、まだ理解できる。
全く当てがない場合は、まず家族や知人の評判で選んでもよい。奈良教授(東京医科歯科大学医歯学教育システム研究センター長)は「かかりつけ医を持つメリットを実感してほしい。病気の治療に限らず、自分の体調に不安に感じたとき、健康づくりに積極的に取り組みたいときに、何でも相談にのってくれるのがかかりつけ医」と話す。何でもかんでも大きな病院にいくべきではない、まずかかりつけ医だというメッセージは、若年層にも当てはまるが、意識を変えなければならないのは高齢者かもしれない。
救急搬送人員の変化、直近10年で、高齢者は軽症者の割合が増えているという。(2011年12月2日、中医協資料より http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001wpem-att/2r9852000001wpiq.pdf)
かかりつけ医に診てもらう・相談すれば済むことを、救急車を呼んでいるのではないだろうか。高齢者本人とその家族の意識をどう変えなければならないか。今後10年、20年の医療体制を維持する、良くするには、かかりつけ医に対する意識改革が鍵になるように思う。