ランキングは大病院ほど有利な指標になっているので、そのバイアスを理解しながら、比較する必要がある。もちろん、大病院が良い側面もあるので、全否定ではない。
これまでもランキングについては色々書いてきたので、下記を読んでもらいたい。特に、「今回の週刊ダイヤモンドで近所の病院がランキングに載っていないのだけど??」といった疑問を感じた人に下の記事がおススメだ。
ランキングは読み手の力を問うものが多い - 医療、福祉に貢献するために ランキングは読み手の力を問うものが多い ... |
一応、今回のダイヤモンドが「改革」と謳っているのは、機能評価係数Ⅱや在院日数の指標・患者構成の指標を取り入れているからなのだろう。しかし、なぜ同じ意味合いの指標を重複させたのか不明だ。機能評価係数Ⅱには効率性と複雑性があるのに・・・。しかも、一般市民にしてみれば、理解するのが難しい指標たちであり、市民感覚の「良い病院」と直結するかは微妙だ。
細かいことはさておき、ランキングが公表されると、その基準はともかく、気になってしまう。心理的なツボを押してくるのは事実だ。だからと言って、このようなランキングに過度に振り回されてはいけない。