2020/08/19

医師事務作業補助者の確保競争の先は・・・

医師事務作業補助者の確保、競争激化への転換点が到来 - CBnewsマネジメント 医師事務作業補助者の確保、競争激化への転換点が到来 - CBnewsマネジメント

CBnewsに新しい記事を掲載いただいた。

医師事務作業補助者の分析。

医師事務作業補助者の診療報酬点数は、人件費をまかなえるくらいの良い点数になった。ということは、何が起きるか・・・をまとめているので、よろしければ記事をどうぞ。

ちなみに、記事で書いたさらに未来まで考えると、カルテ入力などのパンチャー的な業務は、音声入力などに置き換えられるだろう(そう遠くない未来・・・どころか、もう現実的になっている)。診断書の作成などの定型業務の多くは、機械学習などを応用したプログラムへ置き換えられる。そのため、医師事務作業補助者は高度な判断を必要とする業務に特化することになるだろう。結果的に、システム化が進んだ病院ほど、医師事務作業補助者の人数は少なくても良いとなれば、「配置人数の多さ」=「高い診療報酬」という時代は、いずれ終わりを迎える。やがて初診料・再診料や入院基本料に含まれてしまう。診療報酬の支えなしに、高度な判断ができる医師事務作業補助者を確保できないところ(育成できていなかったところ)は、医師の働きやすさなどの観点で魅力低下⇒医師確保力の低下⇒経営悪化、という負のスパイラルに陥るだろう。

つまり、点数の高い今そこ、医師事務作業補助者を確保し、育て、未来に備えるべき絶好のチャンス到来!と考えている。(CBnewsの記事では、だいぶ説明をシンプルにしてしまったなぁ・・・)

以下、余談。今回の記事、新しいデータソースを利用している(2ページ目のグラフ5以降に)。グラフは地味だが、このためにプログラムを何本か新しく組んだ。5月下旬にブログ(ボツにした賃金データ - 株式会社メディチュア Blog)で触れたときは看護師のデータだったが、今回は医師事務作業補助者のデータを使ってみた。またこのデータを使えるときが来ることを期待したい。