CBnewsに新しい記事を掲載いただいた。
今を見直しのチャンスと捉え改善を果たした病院事例 - CBnewsマネジメント |
新型コロナに直接関係する分析は、クライアント向け以外には行っていない。公開データから示唆を得ることが難しいなどの理由であり、またクライアントのデータ分析から得られた示唆を記事にすることなどもしていない。
(Twitterのつぶやき分析や、オンライン診療の対象医療機関の分析など、若干毛色の違う分析はあったが・・・)
今回の記事ではまず医療費の動向データを分析した。
都道府県別の医療費の変動と人口密度の関係を見て考えた。言いたいことは地域差があるということ(え、それだけ?? はい、それだけです)。中医協の議論でコロナの影響をどう考えるかが話題に挙がっていた。地域差なども含め、完璧に公平に影響を考慮することは不可能だろう。(なので、違う切り口での対応も考えるべきというのが持論。過去のブログをどうぞ⇒ 異常危険準備金。参考にしてもいいのでは)
記事後半では、管理会計上の損益分岐点を下げる取り組みについて述べた。
稼働が下がったときだからこそ、損益分岐点を下げることに注力すべきである。損益分岐点を下げるには、記事で触れた方法以外にも、人件費(医療機関における固定費の多くを占める要素)を下げる方法もある。医療機関で働くスタッフの多くが、スキルや経験をあまり必要とせず、人材が流動的で雇用が容易であれば、一時的に給与を下げるのもアリだ。しかし、スキルや経験を必要とする職種が多く、辞めてしまえばすぐ他に行ってしまう。それゆえ、人件費を下げれば、その先に待っているのは・・・。 というわけで、改めて、損益分岐点を下げる取り組みについて、記事を読んでいただければ幸いだ。