CBnewsに新しい記事を掲載いただいた。
心電図モニター装着は看護必要度の評価から外れるのか - CBnewsマネジメント
今回の記事でも引用したが、4年前の下記CBnewsの記事をお読みいただくと、看護必要度と単価から、ミスマッチになっている患者像と、その患者たちは改定次第では厳しくなることを述べてきた。
看護必要度の厳格化は慎重を期すべき - CBnewsマネジメント
結局のところ、看護師の業務負担を定量的に評価する「看護必要度」を、急性期の入院料の要件である「重症度、医療・看護必要度」として使おうとした時点で、まったく別の進化をしはじめていて、もともとの「看護必要度」だった部分は、急性期の入院妥当性の評価としてはおかしいね、みたいな議論になってしまっている。
結局、心電図モニターはその狭間でどうしましょうかというやり玉に挙がったと理解している。
あくまでも私見だが、現状の「重症度、医療・看護必要度」を細かく手を入れていくのなら(まだまだ矛盾などが見つかってくるわけで)、いっそ、シンプルなものに作り変えた方がよいのではと思う。以前提案した、B項目は廃止、A・C項目の現行評価をベースに、DPC包括点数に反映、看護必要度自体は廃止。入院料は、診療密度(出来高部分も含む)で2段階、看護配置で加算、あわせて3段階くらいにして良いと思う。当然、コロナ禍でそんな大胆な改定は絶対にないと思うが。