2015/01/07

世田谷区は保育所定員を1100人拡大 →10年後、20年後は?

今朝の日経、地方経済面(東京)の記事。

世田谷区、保育所定員1100人拡大 来年度、株式会社も活用 :日本経済新聞


一方で、先日の朝日新聞の記事。

大都市の介護施設、求人難深刻 職員定数割れで閉鎖も:朝日新聞デジタル

対象としているのは、前者が小児、後者が高齢者。不足しているのは、前者が施設、後者が職員。それそれ違いはあれど、現時点での需給バランスを述べている。

設備も人材も、必要なときに必要な分を供給できるだけの流動性を確保することは難しい。

保育所の定員拡大は、団塊ジュニア世代の子育て時期が過ぎたらどうなるのだろうか。介護施設は団塊世代の介護時期が過ぎたらどうなるのだろうか。さらには、大都市と地方では全く事情が異なる。

これらの話は医療でも同じで、現時点での需給バランスを取ることの重要性は認めつつも、客観的に長期ビジョンを描くことが肝要であろう。

2015/01/06

様々なサービスの品質の日米間比較、病院は特異的なポジション

先日読んだ本で引用されていたのが財団法人 社会経済生産性本部の下記資料だ。

同一サービス分野における品質水準の違いに関する 日米比較調査 activity.jpc-net.jp/detail/01.data/activity000911/attached2.pdf

地下鉄やタクシー、コンビニ、ファミレス、銀行、コーヒーショップ、ホテル、病院などのサービスについて、アンケート調査したものだ。

興味深いのは、大半のサービス分野で日本の品質が良いと答えているのに、病院はアメリカの方が良いとなっていることだ。なぜ病院は他のサービス分野と異なった結果を示してしまうのだろうか。

もしかしたら、何か病院の課題解決のヒントとなる情報が隠れているかもしれない・・・そんなことを思いながら、資料を見ていた。


なお、報告書には、価格面では健康保険制度の違いなどがあることを挙げ、非常に丁寧な説明が書かれている。とても勉強になった。

2015/01/01

これまでの実績を1枚の絵で

2014年までの弊社実績をインフォグラフィックスで表現してみました。データ分析業務を中心に、病院・クリニックに限らない幅広い領域の仕事をさせていただきました。機会をくださった皆様に感謝致しますとともに2015年も努力していきたいと思います。

また、患者・市民視点でものごとを考えるために、いい意味で医療業界に染まっていないフレッシュな人材の活用を積極的に進めていきたいと考えております。


ちなみに、上のインフォグラフィックスをご覧いただくとドキュメントの絵で表現されているとおり2014年の執筆量が落ち込んでおります。これは弊社レポートの発行が滞っていることも一因です。2014年は忙しいことを言い訳になかなか発行できておりませんでしたが、2015年は弊社の考えを整理し発信することにも努力していきたいと思います。