2022/11/17

「看護管理者のための診療報酬の読み方・活かし方」をいただきました


上村氏の執筆されたパートで、非常に参考なった点を挙げると、下記に一文を引用したようにP.130の診療報酬を指標や院内の共有言語とする考え方、そして、院内連携の推進は非常に強く同意。
今の時代、診療報酬で示される数字は、院内の他部署との情報共有における共通言語の一つともなります。「この数字になったの、なぜだと思いますか?」他部署の管理者とそんな会話を交わしながら、院内のチーム医療に基づく院内連携を進めます。 

また、第II部1の院内連携や在宅との連携に言及しているところもとても参考になる。

上村氏以外の方々が書かれたパートも色々興味深かった。「病棟収益アップ」の第I部4章は、見出しが「病棟収益アップのためのスタッフの意識改革術」。戦略・テクニック以前に、まず、意識改革! 意識を改革するにはどうしたらよいかという視点が徹底されて書かれているので、とても興味深かった。

上村氏といえば、Phase3での連載をはじめとした様々なところで精力的に執筆活動をされている。1、2年前にも看護必要度の本(深掘り!重症度、医療・看護必要度データ分析の活用・改善―2020年度診療報酬改定対応 | 上村久子 | Amazon)を書いたばかりのはず・・・と思ってamazonを見たら、やはり、わずか2年前だった。

ちなみに、表紙には下記のとおり「看護管理者のための」とあるが、もっと看護部を巻き込みたい病院幹部や事務職員なども、こっそり読んでおいて損はないだろう。