「高齢者救急」と診療報酬上の要件の「看護必要度」の相性はあまり良くない。
相性が良くないものを、無理やり合わせようとしているので、冷静に、かつ局所的に精査すれば、おかしなところが出てくる。
おかしなところを変えても、変えても、きりがない。病院だって変化するし(制度が変われば、対応するのは当然)、患者もゆっくりだが高齢化の進展などで変化する。
改定のたび、制度の進化だ、と捉えるの前向きな考え方もあるかもしれないが、もぐらたたきのような気もする。
CBnewsに載せていただいた記事では、救急医療管理加算に対する看護必要度の評価をどうするかを軸に、高齢者救急の受け入れ充実に対する考え方を述べた。(2週間前に掲載いただいたのに、すっかり忘れていた)
救急医療管理加算1と2で看護必要度の評価を変える? - CBnewsマネジメント
算定根拠が不安定な救急医療管理加算を頼りに、看護必要度の評価をしたことが果たして良かったのか。前回改定の心電図モニターみたいなことにならなければよいが・・・。
ちなみに、このCBnewsの記事の最後に、改定とは関係ない、診療報酬上の看護必要度の制度に対する持論を述べた。ずっと言い続けていることなので、またかよ、と言わずに、ぜひどうぞ。