2024/12/19

ベトナム、インドネシア、ミャンマー・・・

今回のCBnewsは、外国人労働者確保がテーマ。

外国人労働者の確保に生じる地域差を考える - CBnewsマネジメント

新興感染症や為替相場など先行きは不透明であるが、近頃、取り組みを進めているところが増えているように感じている。記事では、その増加トレンドを示すことと、行政からの支援の具体例を紹介すること、2点が狙い。

10月末のWAMのレポートに特養の先進的な事例が出ていた。

WAM Research Report 人材確保・定着を図る特別養護老人ホームの経営良好先の取組み事例(241031_No003.pdf)


そんな話題を書いていたら、どうやら今日は円安が進んでいるようだ。

円相場 一時1ドル=157円台に 日銀 植田総裁の発言受け | NHK | 株価・為替


2024/12/09

社内ディスカッションメモ(2024年11月17日 高度医療・人材育成拠点 県民公開セミナー、など) 

社内ディスカッションメモ。テーマは広島の新病院。Youtubeで動画が公開されている。

令和6年11月17日高度医療・人材育成拠点(新病院)・県民公開セミナーを開催しました - 高度医療・人材育成拠点構想 | 広島県


以下のテキストは、この動画をGoogle NotebookLMで要約したもの。3時間の動画を数十秒で要約してくれるのはありがたい。NotebookLM上では、言及している箇所の文字起こし内容も表示できる。演者の講演ごとの要約も見ながらのディスカッション。間違いなく効率は良いのだが・・・。


広島県地域医療の現状と新病院構想の概要

ソースは、広島県が主催し、広島県医師会と中国新聞社が共催した公開セミナー「これからの地域医療と新病院 安心して暮らし続けられる広島県 県民公開セミナー」のYouTube動画の書き起こしです。このセミナーでは、広島県の地域医療の現状と課題、そしてそれらを解決するための新病院構想について、様々な立場からの講演やパネルディスカッションが行われました。

主な内容は以下の通りです。

  • 広島県の地域医療の現状と課題
    • 人口あたりの医師数は全国平均を上回っているものの、高齢化が進み、若手医師は減少傾向にある。
    • 特に中山間地域や島嶼部では医師不足が深刻で、無医地区も多い。
    • 救急医療体制も脆弱で、搬送先病院が決まるまでの時間が全国的に見ても長い。
    • 看護師不足も深刻化しており、5年後には1500人程度不足する見込み。
  • 新病院構想の概要
    • 広島県は、これらの課題を解決するために、高度な医療を提供する新病院の建設を計画している。
    • 新病院は、高度急性期機能、医療人材育成機能、地域医療支援機能の3つの柱を掲げている。
    • 全国トップレベルの医療を提供することで、県民の医療ニーズに応えるとともに、若手医師の育成と地域医療への循環を促進することを目指している。
  • 新病院への期待
    • 中山間地域や島嶼部の医療機関への医師派遣の拠点としての役割。
    • 総合診療医の育成拠点としての役割。
    • 地域医療ネットワークの構築。
    • 県立広島病院、双葉の里病院、県立安芸病院の3病院を統合し、中電病院、ハイプラック高度放射線治療センター、船舶病院の機能も集約する予定。
  • 地域医療を守るための取り組み
    • 広島大学と自治医科大学の連携による医師の育成と配置。
    • 医師配置検討委員会の設置による情報共有と透明性の確保。
    • 地域連携法人などによる地域医療ネットワークの構築。
    • ICTを活用した遠隔医療の推進。
    • かかりつけ医機能の強化。
  • 課題
    • 医師不足の解消には、新病院の建設だけでなく、医師の人事権の見直しなど、抜本的な対策が必要。
    • 中山間地域や島嶼部への医師派遣の偏りを解消する必要がある。
    • 公的病院以外の医療機関への医師派遣制度を検討する必要がある。
    • 地域の診療所医師の次世代育成が課題。

セミナーでは、新病院構想への期待とともに、医師不足の根本的な解決には、新病院の建設だけでなく、医師の人事権の見直しなど、より抜本的な対策が必要であるという意見も出されました。


パネルディスカッションにおける新病院への期待と地域医療の課題

パネルディスカッションでは、広島県の地域医療における現状と課題を踏まえ、新病院が果たすべき役割について、活発な議論が交わされました。

新病院への期待

  • 医師不足解消への貢献
    • パネリスト全員が、新病院が県全体の医療の中核となり、医師不足解消に貢献することを期待している点が共通していました。
    • 特に、新病院が高度な医療を提供する魅力的な施設となることで、県外に流出している医師の呼び戻しや、若手医師の確保につながることが期待されています。
    • 中西先生は、医師不足の現状を打破するためには、全国に誇れるような魅力的な病院が必要だと強調しました。
    • 藤井先生は、島嶼部においても医師不足は深刻であり、新病院からの医師派遣に期待を寄せています。
  • 総合診療医育成の拠点
    • 伊藤先生は、新病院を総合診療医育成の拠点と位置付け、地域医療の中核を担う医師の育成に力を入れるべきだと主張しました。
    • 地域を愛し、地域に根付く医師を育成することで、将来的には派遣ではなく、自発的に地域医療に従事する医師を増やすことができるとの見解を示しました。
  • 地域医療ネットワークの構築
    • 岡本先生は、新病院が地域医療ネットワークの中核となり、地域医療機関への医師派遣や連携を強化することで、地域医療全体の底上げを図るべきだと述べました。
    • 中西先生は、医師不足が深刻な地域医療機関への総合診療医の派遣を増やすことで、より効果的な診療体制を構築できると指摘しました。
  • 地域医療機関への支援
    • 松本先生は、新病院が中山間地域や島嶼部の病院と連携し、医師の短期派遣や遠隔指導などを通して、地域医療機関の医師を支援する役割を期待しました。

課題と展望

  • 医師不足の根本的な解決
    • 松本先生は、新病院の建設は医師不足解消のための必要条件ではあるものの、十分条件ではないと指摘しました。
    • 人事権の見直しなど、抜本的な対策を講じなければ、医師不足の根本的な解決には至らないという意見です。
  • 医師派遣の偏り
    • 現在、自治医科大学卒業医師や広島大学故郷枠医師の派遣先は公的病院に限られており、民間病院への派遣制度が確立されていない点は課題として挙げられました。
    • また、地域によっては医師の派遣人数に偏りがあるため、より公平な配置システムの構築が必要であるとの意見も出されました。
  • 診療所医師の次世代育成
    • 中西先生は、地域医療を支えているのは診療所の医師であるにも関わらず、その次世代育成が進んでいない現状に危機感を示しました。
    • 新病院だけでなく、県医師会も診療所医師の育成に積極的に取り組むべきだと訴えました。

今後の取り組み

  • 医師配置検討委員会の設置
    • 広島県、広島大学、広島県医師会などが連携し、医師配置に関する情報を共有するための委員会を設立する計画が進められています。
    • これにより、医師の派遣状況を可視化し、より効率的かつ透明性の高い人事配置システムの構築を目指します。
  • 地域医療ネットワークの強化
    • 各地域において、地域連携法人などを通じた医療機関間の連携体制を強化することで、医師不足の解消や医療サービスの向上を目指します。

新病院の建設は、広島県の地域医療の未来を大きく左右する一大プロジェクトです。新病院が期待される役割を十分に果たすためには、関係機関が連携し、上記の課題を解決していくための不断の努力が必要とされます。

2024/12/05

もうちょっと生々しい話をしているのだけど、かなりオブラートに包みました

CBnewsに記事を掲載いただいた。

回リハ病棟、一定以上の実績指数なら加算を - CBnewsマネジメント

回リハの病床稼働の戦術について。病床機能報告のデータを分析していると、これは患者のためなのか、利益のためなのか、どちらかよくわからない施設が浮き上がってくる。もしかしたら、後者なのでは?と疑問を感じるものの、所詮、病床機能報告のデータ。患者の病態は分からないし、家庭の事情も分からない。

ただ、疑問のわくデータを見ると「あぁなるほど」と感じざるを得ない施設名が並ぶ。

社内やクライアントとのディスカッションでは、具体的な施設名を見ながら、戦術を考えるわけだが、さすがに、CBnewsの記事に、推測だけで書くのは不適切にもほどがある。

そこで、施設名を示さずに、データ分析の結果で懸念点を示そうとしたのが今回の記事。ほぼ想定通りの結果が示せたと思う一方で、ネガティブな話ばかり書くのは憚られるので、ポジティブな主張に。実績指数で加算が無理なら、入院初期の入院料の加算でもいい。いずれにせよ、頑張っている施設が真っ当な評価を受けてもらいたい。

2024/11/22

最新を追い求める「必要」を見極める

急性期一般入院料1をやめた施設は何にしたのか - CBnewsマネジメント

どのような背景で対応したのか。

積極的、消極的、おそらくさまざま。個別の話を聞けば、その状況は分かる。

しかし全施設に聞くことはできないので、まずは急性期一般入院料の動向をデータで把握した・・・というのが今回の記事。

中医協や病院団体等が行うアンケート結果が出てくるのはまだ少し先なので、その前に把握したい、クライアントとのディスカッションなどに情報が必要、という弊社の意図がある。どうせデータを分析するなら、ついでに記事を書こうという流れ。

今回は原稿を書くタイミングと厚生局のデータ更新のタイミングが微妙に合わず、最後のギリギリまでベストを尽くした・・・。

で、結局、原稿を出してから、厚生局のデータが更新されたので、もうすでに記事のデータは古くなってしまった。例えば、記事のグラフ2は最新は下記に。


各地方厚生局 届出受理医療機関名簿(改定前:2024年5月1日現在、改定後: 北海道、近畿、四国:2024年11月1日現在、その他:2024年10月1日現在)を基に作成
※医療資源の少ない地域で複数の入院料を届け出ている施設は最上位の入院料でカウント

もちろん、最新データを基に、思考を整理することは重要だが、ただ最新を追い求めても意味はない。その当たりはデータ分析の本質とも関係する部分だ。

先日、この本を読んだ。

指標・特徴量の設計から始める データ可視化学入門 データを洞察につなげる技術 | 江崎貴裕 |本 | 通販 | Amazon

いまさらながら「入門」を読んだ。色々おさらいができてよかった。それとともに、学生時代に学んだ内容が多く含まれていた(ちゃんと勉強しておいて良かった? もっと真面目に勉強しておくべきだった?)。

分析には、可視化には、意図がある。最新データが必要かどうかも、その意図次第だ。

2024/11/07

安い米を食べたい・・・の反省

CBnewsで、先日、日病協の仲井議長の記者会見のことを報じていた。

診療報酬の評価「プロセス主体」に、日病協議長 - CBnewsマネジメント

今後、少子化で人員確保が厳しくなることが想定される。そのため、限られた人材で質の高い医療を提供するには、人材育成やICTへの投資などを積極的に行うことが重要になるだろう。

現行の診療報酬制度は、決まった職種・人数の配置を要件とする項目が多い。このような基準は、質を担保するための最低限の基準として存在する意味はある。しかし現実は、多くの基準は高いハードルで、何とかクリアするために医療機関が四苦八苦している。

加えて、財源の見通しも厳しいことを踏まえれば、今後、医療機関側に充実した人員配置を求めるのに適正なコストは負担できない、といった主張・要求は通用しなくなるだろう。つまり「プロセス主体」に評価を変えるのは、医療機関側の意識は当然大事だが、保険者が意識を変えなければならないと考えている。例えば、人員配置の要件はICT活用などを前提に緩和していく仕組みが介護保険の改定で導入されたが、これは早晩診療報酬にも導入されるだろう。


そして、ストラクチャーからプロセスの評価だけでなく、アウトカム評価もまた重要である。

そのことを意識したのが、今回のCBnewsに掲載いただいた記事。

採算の取れない救急患者連携搬送料、なぜ届け出る? - CBnewsマネジメント

病床の高回転化を促すのであれば、高回転=高収益、にすべき、というのが主張。高回転=低収益&疲弊、の現状は極めて重大な問題である。

なので、救急患者連携搬送料の点数を10倍にすべきと事あるごとに言っている。さすがにそれは無理かもしれないので、効率性係数を5倍に、と少し現実的な提案で締めくくった。効率性係数を大きく引き上げれば、高回転と高稼働の両立を目指せればベスト、高回転だけでもベター、となる制度が作れる。高稼働を目指せるかどうかは人口動態などの地域性も大きく関係する。そのため、高稼働は今後多くの病院が共通して目指せる目標にならない。

高回転を実現するための人材育成やICTへの投資をすべきなのに、今、その戦略をとっても収益性はあまり改善しない。むしろあの手この手で高稼働を目指した方がよいのが現実である。財務的に余裕のある医療機関では(そんなところはほとんどないが)、人材やICTなどへの投資を行っているのは、少し先の未来を見据えているに違いない。

ただ、週末、高回転化で何か失うことがあるのではとも考えていた。効率性ばかりを追い求めることで、温かみが薄れてしまうのではないかとも。というのも、散歩していて稲架かけを見かけた(下の写真)。

週末の散歩で見かけた稲架かけ

「安い米を食べたいくせに、この風景も残したい」は虫のいい話だなと思った。

2024/10/24

セミナーのご出席ありがとうございました & 建築単価高騰の影響分析

建て替え困難な診療報酬設定は意図的か - CBnewsマネジメント

建て替えすべき時期が到来しているのに、建築単価高騰などが影響し、建て替えを先延ばしていることを示したかった。想定通りのデータ分析結果が得られたので、ほっとした。

なお設立母体や病床機能、入院料、地域など、さまざまな切り口で分析したものの、データが限られていたせいか、あまり示唆が得られなかった。CBnewsの記事に載せたグラフは、何かしら意味があると思ったものたち。

オープンデータの分析が得意領域のひとつである弊社は、仮説・分析・検証みたいな流れが延々と続く。分析結果には、当たりもあれば、はずれもある。はずれには、仮説が間違っていることもあるし、分析や検証の仕方が間違っていることもある。はずれたものであっても、共有する意味があるものは、CBnewsの原稿などで書くこともあるし、クライアント向けに話すこともある(ディスカッション材料としてクライアントも好意的に受け止めてくれる)。

このようなデータ分析ばかりしている弊社だが、昨日は新社会システム総合研究所主催のセミナーで、データ分析の話をさせていただいた。個人的な感想としては、メデュアクトの流石氏の話が非常に勉強になったので大収穫・大満足。また、ご出席の方々からの鋭い質問などで、こちらも考えが整理されるなど大変勉強になった。

新社会システム総合研究所のみなさまには、セミナーの企画から実施、またこのあとのオンデマンド配信まで、大変お世話になりました。ありがとうございました。

また、お足元が悪い中、わざわざ現地まで足をお運びいただきご出席くださった方々や、ウェブのライブ受講の方々、また後日オンデマンド配信で受講くださる方々など、数多くの方々にご出席・お申し込みいただき、ありがとうございました。


2024/10/22

タバコの箱で大きさを比べるのは時代錯誤なのか・・・

先週末、CBnewsと医業情報ダイジェストの原稿を仕上げた。どちらも病床機能報告のデータを分析。CBnewsは明日掲載予定。医業情報ダイジェストは来月15日号。


前者は建て替え、後者は救急救命士がテーマ。救急救命士は興味深いデータが見られるので、みなさんも病床機能報告をチェックすることをおすすめしたい。

具体的にどうみたらいいの? なぜおすすめなの?という疑問には、医業情報ダイジェストの記事をお読みください!なのだが、分析結果の一例は下のグラフ。


病床機能報告(2023年度報告)を基に作成
※救急救命士の人数は常勤・非常勤(常勤換算)の合計。人数が0人の施設は集計に含まない

この施設は何人いるんだろう?、あの施設は何人だろう?と見てみるだけでも十分興味深いが、上のグラフのような情報が頭に入っていると、比較整理しやすいと思う。


話は変わるが、何の情報もなく下記の写真を見たとする。立派な建物がある。武蔵国府の国司館(こくしのたち)を復元したものだ。写真だけでは、大きさが分かりづらいはずだ。

今月訪れた武蔵国府跡

実際には10分の1サイズの模型なので、それほど大きくない。人が一緒に写っている新聞記事((まちの記憶)武蔵国府跡 東京都府中市:朝日新聞デジタル)を見れば、大きさがわかりやすい。

救急救命士も同じで、うちは2人いる、3人いるといったところで、それが多いのか、少ないのか分からない。平均値で見ても情報は十分でないかもしれない。しかし、ヒストグラムなどをあわせて見れば、相対的なポジションが分かりやすい。朝日新聞の記事は、人が一緒に写っているので大きさを把握しやすい。

そういえば、大きさ比較でタバコの箱を横に並べるのって、最近見かけないなぁ・・・。このご時世、タバコはNGなのか??

2024/10/04

医師偏在は解消できるのか

「公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する・・・」と規定されている憲法の解釈は、自分の理解のおよぶところではないが、医師の偏在は解消できないと思っている。

近頃の開業制限などの議論も、開設の許認可なのか、保険診療の要件なのか、など、今後の進展が気になる。

とはいえ、目先の病院経営を考えるならば、先日のCBnewsで書いたように(特定集中治療室管理料1から4の宿日直医師NGの影響は - CBnewsマネジメント)医師確保の重要性が高まっていることは確実だ。「将来、医師が余るかどうか」ではなく、「今、足りない」をまず何とかしなければならない。

そこで、初期研修医のマッチング動向を分析してみた・・・というのが、今回の記事。

臨床研修マッチング結果を見て、医局整備の助成金に期待 - CBnewsマネジメント

これまでセミナーなどでは、高齢化率とマッチング率の都道府県分布を示し、高齢化の進んだ地域の厳しさを述べてきた。臨床研修の場として、どこを選ぶのか。どういった病院を選ぶのか。なぜ高齢化の進んだ地域が避けれられるのか。そういった観点でデータを整理した。

そして、表題にした「医局整備」はあくまでも例として挙げたものだ。結論は、縛り付けることが無理ならば、来てもらうための取り組み・今いるひとを大事にする取り組みを最大限支援してはどうか、ということである。(とはいえ、「医局整備」も一応データ分析結果と個別のヒアリングから導き出しているので、自分の思いつきではない)

マッチング結果は、どこどこ病院が人気だ~、なになに病院は人気がない~、などと話題になる。しかし、それをいち早く紹介したところで、弊社の価値ではなく、目指すところでもないので、医師偏在解消を考えてみた。何か参考になる点があれば幸いだ。

2024/09/19

人材確保の「難しさ」を可視化し、戦略を練る

ICUに関する記事をCBnewsに掲載いただいた。

特定集中治療室管理料1から4の宿日直医師NGの影響は - CBnewsマネジメント

分析内容はシンプルにICUの届出。ただ、目的は人材確保の難しさの可視化であって、届け出内容が変わるから減収になる・・・みたいなことはテーマではない。

ICUの届け出は、医師や看護師の配置、SOFAスコアや看護必要度の基準など、様々な要件をクリアしなければならない。また、稼働状況によっては、無理してICUを持つより、HCUにしたり、一般病棟で受ければよいという選択肢もある。様々な事情が絡み合って、届け出をしている。その前提に立つと、長期的な届け出動向の変化は、何が大きく影響したか断定することは難しい。

しかし、改定前後の比較であれば、改定内容の影響に限定できる。おそらく影響は医師配置要件であると想定し分析した。病床規模、病院機能(特定機能病院)、二次医療圏人口の3つの切り口で可視化した。

どこにしわ寄せが生じているか。今回の分析であれば医師確保の問題が見えてくる可能性がある。別のデータを分析すれば、看護師や薬剤師、リハビリセラピスト、医師事務作業補助者など、様々な人材確保の問題が見えてくる。その知見を蓄積することで、具体的な戦略につなげたい・・・というのが、弊社の狙い。そういう意味では、今回の記事は狙い・ノウハウは全部表に出してしまった。

弊社の強みは、その先にある(分析結果と戦略を「おかしい」「違う」「そのとおり」と指摘してくださる方々と議論し、より精度の高い分析に、より具体的な戦略に、が差別化の本質)。・・・と偉そうなことを書いたが、分析がただただ楽しい。それだけ。狙いもノウハウも強みも、大して考えていない。

ちゃんと考えているような人間だとしたら、下の写真のような大盛りごはんは食べない。

今週、半田屋で食べた「めし(中)と豚汁」。めし(中)は806kcalらしい。


2024/09/04

地域包括医療病棟への機能転換のパターン化

CBnewsに地域包括医療病棟に関する記事を掲載いただいた。

地域包括医療病棟の届け出、キーワードは「回リハ」「民間」 - CBnewsマネジメント

現時点で判明している36病院のパターン化がテーマ。在宅復帰率の基準クリアにおいて、回リハは一つのキーワードになりそう、というのが結論。

あと、4つの分類に分けたものは、今週も少しアップデート。施設数を入れたのが下記。

 


すでにクライアント病院向けには、この整理で話をしている。

で、今朝アップされた自分の記事を読んで気がついたのだが、8月5日に千葉大の井上先生が書かれた記事(先行病院から考察する地域包括医療病棟の選択 - CBnewsマネジメント)と論理展開が似ている。ちょっとうれしい(似ていて喜んでしまうのもどうかと思うが、泥臭い分析しかできない自分でも同じようなことを考えていた!)。決してマネたわけではないのでお許しを。というより、みな、井上先生の記事をまず読むべき。

2024/08/22

違いを読み取る、変化を読み取る

今週、掲載いただいた記事。

データで探る回リハ病棟の経営改善余地 - CBnewsマネジメント

DPC公開データで、FIMの数値をみても、施設の平均値なのであまり参考にならないと思うかもしれない。でも、何でこんな数値に?という施設もある。病床機能報告の平均在院日数やリハの単位数などとあわせて見ると、それぞれの施設の事情が見えてくる。

脳血管系に強いところか、整形に強いところか。病床機能報告でも、はっきりとしない施設もある。オープンデータゆえの限界とはいえ、連携の課題を推察する目的には十分なデータだ。

といったことの思考の一端をみてもらおうと、シンプルな分析で記事にしたのが、今回の内容。よろしければお読みください。


4年前はコロナで行動制限がかかっていたのだろう。新幹線に乗ったら、車両に自分以外誰もいなかった・・・という写真が出てきた。

2020年8月の東海道新幹線の写真

すっかりコロナ前に戻った感はあるものの、リモートの選択肢が増えたことで、確実に出張は減った。移動が減った分、分析作業に没頭したい・・・のに現実は余計なことをしてばかり。反省。

自分の駄文はさておき、他の方のためになる記事のあるHMレビューにアクセスを

医業情報ダイジェスト(医業情報ダイジェスト)に執筆の機会を頂戴してから、2年弱が経過。20数回の記事を書いてきた。

8年を越えたCBnewsは、ウェブ媒体ゆえに文字数制限がなく、自分のような文才のまったくない人間が多少冗長に書いても許していただいている(許されない、どうしようもない文章でも、編集の力で何とかしてもらっている)。

一方、医業情報ダイジェストは、紙媒体ゆえ、文字数制限がある。ただ、文字サイズを調整してもらったり、グラフの大きさを調整してもらったり、絶妙な編集の力で、毎回、うまくまとめてもらっている。

編集の力に頼るばかりで、一向に文章を書く能力は成長しないものの、前向きに捉えられることがあるとしたら、何とか文章にまとめることには慣れてきた、と思っている。

医業情報ダイジェストの記事は、下記のHMレビューで読むことができるそうなので、ご興味があれば、ぜひアクセスを。

HMレビュー | 医療機関、薬局の経営に携わる皆さまへ


2024/08/13

以前書いた内容をすっかり忘れていたけど、最新情報にアップデートできたおかげで、過去と読み比べが可能に

先週のCBニュースに掲載いただいた記事。

急性期一般入院料2は選択肢たり得るか - CBnewsマネジメント

急性期一般入院料2をテーマに書いた。下記に挙げる以前のCBニュースの連載で、今回の内容の布石は打っている。というより、2年前の記事でがっつり書いた内容をすっかり忘れて、今回、また同じような内容を書いている(同じようなグラフで、同じような切り口で、論理展開をしていて、自分の成長が感じられない。言い訳すると、もしかしたら夏風邪で意識が朦朧としていたせいかもしれない)。

今回、入院料2の病床数が意外と増えていると書いた。ただ、2年前の記事で「24年度にはもっと増える」と予測していたので、意外でも何でもなかった。もし興味があれば、今回の記事に加え、下記の過去の記事もあわせてどうぞ。


2018年度改定直後の記事

急性期一般入院料2・3を検討すべき病院とは - CBnewsマネジメント

誤嚥性肺炎の病態や看護必要度の評価を考えると、入院料2・3を積極的に検討すべき病院が見えてくるのでは・・・と述べた。


2022年度改定後の記事(2年前)

急性期一般入院料2・3は検討に値するか(前編) - CBnewsマネジメント

急性期一般入院料2・3は検討に値するか(後編) - CBnewsマネジメント

高齢化の進展により、7対1看護配置の病床のニーズが減り、10対1配置の病床へ移行するフェーズが始まったことを述べた。


2024/07/29

データ分析で、弊社らしい付加価値をつける

老健のオープンデータ分析で書いた記事。介護施設のオープンデータ分析にも力をいれるべく、プログラム等を整備している。まだまだプログラムの処理が十分とは言えないものの、自分が見たい・知りたいと思うデータが取れるようになってきた。

24年度同時改定で進む病院と老健との連携強化 - CBnewsマネジメント


また、厚生局の届出受理医療機関名簿のデータ分析結果を用いたのが、下記の記事。

急性期充実体制加算の届け出施設の3割が… - CBnewsマネジメント

どこが届け出ているか確認するだけではあまり価値がないこともある。ただ、意図を持って分析することで、価値を付加できると考えている。そんなつもりでまとめた。


作業が予定通り進まず、ばたばたしていて、色々迷惑をかけてばかり。今週で一区切りのはず・・・。精進あるのみ。

2024/06/25

スタバはいいなぁ・・・

書きました!

不足する人材、どう確保 試される採用広報の力 - 医療介護CBnews

写真は採用ブランディングでよく取り上げられるスターバックスコーヒー。おしゃれ。CBnewsの記事と少しは関係してる?ので、先日撮った写真を載せてみた。

自分のような素人が撮っても、ぱっとみきれいな写真になる大濠公園店


2024/06/19

新たな価値の提供を目指して、IoT、ビッグデータやAIなどを活用

偏在指標以上に深刻な薬剤師確保の実態 - CBnewsマネジメント

今回は、全国各地で収集していた薬剤師確保の状況をヒントに、ドラッグストアとの確保競争の可視化を検討。薬剤師確保難が病院経営においてマイナス要素しかないことを示したかった。

昨年、病棟配置の加算の可視化をヒントに、色々な地域から取り組みや課題などを教えていただいていた。そして、先月末の週刊ダイヤモンドの特集(薬局・薬剤師 勢力激変 (週刊ダイヤモンド 2024年6/1号)[雑誌] | ダイヤモンド社, ダイヤモンド編集部 |本 | 通販 | Amazon)を読み、ある地域の取り組みを聞いたことで、グラフ4がきれいにまとまった。

そのような経緯があり、今回、記事に。

来週27日、28日に開催されるCBnewsの病院広報アワードのセミファイナルイベントで、今回の内容の一部を話すので、ぜひご参加を。(録画再生なので、当日、この内容を飛ばしてしまうこともない。安心)

病院広報アワード2024セミファイナル


大宮駅で見かけたALFA-X

ちなみに、表題の「新たな価値の提供~」は、常々弊社でも意識していることだが、これは下記のJR東日本のALFA-Xの概要から引用(一部省略)したもの。

次世代新幹線プロジェクト ALFA-X|JR東日本

見かけたことを言いたかっただけ。写真も適当に撮ったから、残念ながら、あまりきれいでない。 ただ、何かしら挑戦は続けたい・・・。

2024/06/11

競争環境の変化・違いの可視化を試みる

先週掲載いただいた記事。

ライバルが増えれば「競争激化」を可視化 - CBnewsマネジメント

今回の記事は、最後のグラフ6のために、すべての力を使っている。それまでのグラフや文章は、グラフ6のための前振りだ。

競争から協調へ。理想は分かっていても、局所的に競争は止められない。

競争すればどうなるか。データから何が示唆されるのか。恣意的な見せ方を避けるにはどうしたらよいか。なるべくシンプルに考えるにはどうしたらよいか。そんなことを考えながら、分析していた。

二極化が進んでいるのでは?ジニ係数はどうだ? といった仮説と検証を繰り返す。自分の仮説は大してあってないし(「あっていない」ことにも価値はあるが)、都合よく数値で示せることは多くない。そんな地味な作業を繰り返した結果、何とか形になったのがグラフ6。

といろいろ書いたが、実は、原案はできていたものの原稿を書くのをすっかりわすれていた。原稿を書かず、近所を散歩していたときに見つけた建物が、このへんてこな写真。ホテルらしい。へぇ~。

べスピハウス(2024年OPEN予定)(@bespi_house) • Instagram

2024/06/05

改定を読み解いた結果、自分が成長することをあきらめた

CBnewsにインタビュー記事を掲載いただいた。

24年度改定を読み解く〈上〉国が方針転換 - CBnewsマネジメント

24年度改定を読み解く〈中〉規模縮小に活路を - CBnewsマネジメント

24年度改定を読み解く〈下〉新入院料の可能性 - CBnewsマネジメント

好き勝手話した内容を3本の記事にまとめてくださった。全然整理せず話をしたのに、なぜかすごい整理されていて、簡潔に話したみたいになっている(実際と異なり賢そうにすら感じる)。完全に編集の力。うそ・大げさなどの余計なものはなく、簡潔になっている。自分が文章を書くときもこのようにできればよいが、逆立ちしてもできない。長いこと同じテイストで原稿を書いているが成長しない。

有益な内容を、興味深い展開で、読み手が理解しやすい簡潔な文章にすることができるのは、芸術の領域だと思っている。MMオフィスの工藤氏の文章などを読むたびに痛感する。同じ材料を扱っても、こうまで完成品に差が出るのか・・・と。

そして自分で「芸術」と言い出してしまうあたりが、悲しいことに成長することをあきらめたことを意味している。

というわけで、今回のインタビュー記事は、自分の力だけでは到達できない簡潔な文章になっているので、ぜひ。

2024/05/24

時系列でデータを見ることで得られる情報、考えられる戦略

出産費用の見える化。

出産費用「見える化」サイト月内開設へ、厚労省 - CBnewsマネジメント


かつて、周産期に限定しないものだが、室料差額の見える化を行い、戦略につなげる話を医業情報ダイジェストやCBニュースに書いた。

周産期関連では、病床機能報告の数値などを用いて、公立病院などが不採算となっていてもやめられない事情がある可能性を述べた


弊社のチャレンジとして、費用ではなく、正常分娩・帝王切開の件数や里帰り出産の件数など、オープンデータからどこまで見える化できるか考えていた。NDBなど色々データを分析した結果、記事にまとめられるほどわかりやすい分析にならなかったこともあり、色々方針転換。その結果、まとめたのが、下記のCBニュースの記事。

需要減少フェーズの計画策定で見るべき2軸 - CBnewsマネジメント


今回は、途中、周産期から離れて整形の手術がテーマになっていたくらい迷走した(原稿を書く前の分析作業段階だが)。ちなみに、その一端は、今回のCBニュースの記事の最後のグラフに含まれている。

2024/05/15

ほぼほぼ想定通りの結果が得られた分析記事2つ

ゴールデンウィークの前後で掲載いただいたCBnewsの記事。

ロボット支援手術機器導入による差別化要素を考える - CBnewsマネジメント

整形・脳外の中小病院は効率性係数で大損していた - CBnewsマネジメント

ロボット支援手術は、導入状況について病床規模や入院料・加算などとの組み合わせを見たかったのが目的の1つ目。そして診療科ごとの保険算定状況(浸透状況)を見たかったのが目的の2つ目。

ほぼほぼ想定通りの結果が得られた。大学病院本院で導入していないところがあったことに多少驚きがあったくらいか。


ゴールデンウィーク後の効率性係数の記事は、医療機関別の係数内訳が開示されたことを受け、検証したかった分析を踏まえた内容。こちらの想定通りの分析結果が得られたので、整形外科・脳神経外科の中小病院が割りを食ったことを若干刺激強めに見出しに反映した。


2024/04/12

人事権を持たないマネジメントレベルが経営責任を負うのはおかしい

ここ1ヶ月ほど、ばたばたしすぎていて、何を分析したか整理しきれていない。

CBnewsに医師事務作業補助者と看護補助者の確保に関する記事を掲載してもらったので、ハローワークの求人票の分析をしたことを思い出した。

公立病院は医師事務作業補助者の育成ファームか - CBnewsマネジメント


従事者確保が病院経営を大きく左右する。マネジメントレベルは病院経営の結果に責任を持つ。それにもかかわらず、そのマネジメントレベルが人事権を持っていない。特に大学病院や公立病院がひどい。責任を負わせるのであれば、ある程度権利を持たせるべきである。というのが、2つの記事の主旨。

今回の分析にあたって、かなりデータを整備したので、色々なことが見えてきた。改定前後でのトレンド変化をつかんで、病院のアクションの参考にしたいと考えている。その一例としてCBnewsの医師事務作業補助者の記事では、賃金データのトレンドについて、過去の診療報酬改定の影響か最低賃金の引き上げの影響か考察した。データ整備により、特定の地域や業務内容での分析も可能だ。

ちなみに、データ分析を通じて色々見えてくる中で、有料の人材紹介会社などのデータ蓄積や分析力が桁違いにすごいこともかなり理解できるようになったことも大きな収穫である。自社の弱みが分かったので、これからに活かしていきたい。

2024/03/14

日経ヘルスケアセミナーからJPIセミナーまでの2週間の思考整理

先日ブログ(7日のセミナーから新しいカタチで)に書いたとおり、CBnewsにここまでの改定影響の考察をまとめた。

治す医療から支える医療へのシフトを考える - CBnewsマネジメント

おそらく、この先、さらに精度を上げていったとしても、大きく方向性が変わることはないはず。なので、弊社の分析も、2030年、次の同時改定に向け動き出した・・・(本当か?)。

2024/03/07

ディスカッションメモ(なぜか米の資料)

社内メモ。このタイミングで議論することじゃないのだけど、将来の準備。

米をめぐる参考資料:農林水産省

 ・kome_siryou-123.pdf 資料全体版(PDF : 8,815KB)


令和5年「高年齢者雇用状況等報告」の集計結果を公表します|厚生労働省


働き方の多様性、人材・スキルの多様性を尊重すると、常勤・非常勤、専従・専任みたいな考え方はどうなのだろうか・・・。

2024/03/05

7日のセミナーから新しいカタチで

高齢・内科系の患者は看護必要度改定の影響大 - CBnewsマネジメント

今回の記事のグラフ5が戦術の決め手になるのでは・・・。

まだまだシミュレーションが足らないことは重々承知。ただ、先週後半から、分析結果の解釈の解像度が上がったと確信している。

そのアイデアは、別に自分がゼロから考えたわけでもなく、ほぼここにある ⇒ 2024改定は「治し、支える医療」がテーマに:日経メディカル

解像度の上がった情報を、今のところ口頭で発信している。しかし、週末から今日にかけて、資料に落とし込んだので、7日のセミナーから新しい形でお伝えできるはず。あと、13日のCBnewsの原稿にしたい(願望の域を出ないレベルで、ぼんやりと考えている程度。)



2024/02/22

外来化学療法室の改善提案業務

弊社に独自のノウハウと実績がある・・・などと思うことはあまりない。ただ、データ分析をし、色々な施設から取り組みを聞いたことを通じて、外来化学療法室の運用方法には少し詳しくなっている自負があった。

そのエッセンス的な要素が、青森県立中央病院の広報誌の「外来治療センターの拡充」に書かれていた。この広報誌の読み手は、患者・一般市民だとしたら「ちょっと詳しすぎないか?マニアックすぎないか?」と思わなくもないのだが、病院関係者対象だとしたら、色々参考になるだろう。

挙げられている視察先を見ると、データ分析結果で着目している施設などが並んでいる。なので、うちの分析もあながち間違っていなかったのでは・・・と、変な自信を持ってしまった(大した分析はしていないが)。


 

2024/01/31

新しいデータを処理してます・・・

総合入院体制加算も敷地内薬局NGなら大学病院は? - CBnewsマネジメント 

改定がらみの分析なのだが、社内的には新しいデータを取り込んだ分析第1弾。この記事を書いたあとも、まだデータを整理するためのプログラムを組み直し続けている。

言いたかったのはグラフ4の散布図。相関関係を明確に言えるほどではないが、自分なりに気づきがあったので、その内容を記事に書いた。

なお、今回の記事の最後のグラフ5、引き続きデータ分析の精度を検証しているので、少し数値がずれている可能性もあることはお許しを。

年末年始の看護必要度の分析をまとめました

激変想定の看護必要度に対する備えを考える - CBnewsマネジメント

もうすっかり忘れいていたのだが、年末年始に病床機能報告のデータを分析していた。色々考えることがあり、そのうちの1つをまとめたのが、上記のCBnewsの記事。

それこそ、いくらでも分析結果があるだけに、色々思うところをつらつら書いてしまった気がする。もう1ヶ月近く前のことで、記憶が・・・。

主旨は、実際の現場の負担を軽視するような昨今の風潮はいかがなものか、という危機感の投げかけ。

「こんな記事より、今日の公益裁定の方が気になる・その影響が知りたい」みたいなご意見が出てきそうなタイミングでブログを更新して、ごめんなさい。