昨日、一緒に出かけていた人との帰り道で話題に出てきた本。ベストセラーになっているらしい。そしてセミナーが良かった、とのことで、自分も読みたくなり、帰りの新幹線で読んでみた。
「紙一枚にまとめる」という経験は、かつてのクライアントのひとつがそうだった。経営会議は必ずA3一枚で、とのことで、あふれんばかりの内容を詰め込むのに苦労した記憶がある。この本は、何でもかんでも1枚に詰め込むことを推奨しているわけではなく、シンプルに整理する術を、実践を通じて身に付けるための本といったところだろうか。
自分も無駄に長く話してしまうことがあるのだが、これは間違いなく、自分の頭の中が整理できていないときだ。今日もそうだったかもと思いつつ、いつもの自分の整理不足を反省していたら、降りる予定の駅に着いた。
(実践なしで)読むだけなら、非常に短時間で済む。整理の仕方をそのままマネするかどうかは別として、参考になる。
最近読んだ本の一冊がこちら。『景気は自らつくるもの―「丸井」創業者、青井忠治の伝記』
最近のマルイしか知らない自分にとって、昔の丸井を知ることができ、興味深い話が多かった。
ただ、病院にあてはめて考えるときに、『患者は自らつくるもの』ではマズイ。悪い意味で捉えると冗談にもならないのだけど、予防医学や健診の強化といった良い意味で捉えれば、患者は自らつくるものなのかもしれない。