平成29年度地域医療介護総合確保基金(医療分)の内示について |報道発表資料|厚生労働省 |
この基金、当初は都道府県に配分した金額が「結局、人口に応じた比例配分か」と思っていたのだが、いよいよ変わってきたのかもしれない(直感でそう思った)。
少しメリハリがついてきたか? あとで検証してみたい ⇒ 平成29年度地域医療介護総合確保基金(医療分)の内示について |報道発表資料|厚生労働省 https://t.co/ljkbXOCTPJ— M Watanabe (@moj0i) 2017年8月14日
そこで、縦軸に各年度の都道府県の内示額(医療分)(出所: 厚生労働省 各年度公表資料)、横軸に都道府県別の65歳以上人口(出所: 総務省 日本の統計2017)を取り、都道府県をプロットした。下に平成26年度、27年度、28年度、29年度の4つのグラフを示す。
各グラフをざっと眺めるとそれほど変わっていないように見えるかもしれない。しかし、エクセルで簡易的に引いた回帰直線の相関係数を見ると、相関係数が徐々に下がってきている。
つまり、65歳以上人口だけで単純配分しているわけではなくなってきている・・・ということが言えるかもしれない。(もちろん、厳密な評価ではない。感覚を確かめたレベルでしかない)
さらに、東京・大阪を除いた45道府県と、小規模都道府県のみ(65歳以上人口100万人以下の37県)の相関係数を比較した。
小規模の37県での係数はかなり小さくなっている。基金はもはや人口とほぼ関係ないと言えるレベルだ。
いよいよ中身で勝負するものになってきたと言えるのかもしれない。