2017/08/04

地域医療構想調整会議の尊重によるソフトランディング推進

地域包括ケア病棟をテーマに、病院経営の安定化と人員調整の最適化の両立とソフトランディングについて述べた。

ソフトランディングできる制度を求めている - 医療、福祉に貢献するために

ソフトランディングの意義を考えるならば、病院の機能・規模に関係なく、誰もが検討すべきことである。ただし、大病院が周辺の中小病院のことを無視して、医療システムを壊すような方向に進もうとするのであれば、それは問題だろう。しかし、周辺病院が望むのであれば、大病院こそ、ソフトランディングすべきだと思う。

地域医療構想調整会議で、合意が得られるのであれば、500床以上の大病院であろうと、特定機能病院であろうと、地域包括ケア病棟への機能転換が許されてもいいのではないだろうか。全国一律に制約を課していることに、一体何の意味があるのか。地域医療構想の議論が適切になされている前提に立てば、一律の制約は極力無くしていくべきと思う。

これからの医療は、診療報酬制度でがちがちに縛るのではなく、地域医療構想調整会議の議論を尊重すべきだろう。