2017/08/02

病院経営改革の話が聞けるんです、しかも無料で

弊社7月末決算で、8月から新たな年がスタートした。初日は大学病院から。色々と気が引き締まる思いで話を伺い、また、話をさせていただいた。

午後、都内のクライアントに立ち寄り、夕方は、5年前の初心に返り、都立病院の経営委員会を傍聴。
昨期はありがたいことに似たような委員会の委員を務めさせていただく機会を頂戴したり、日々のコンサル等でもそうだが、どちらかと言うと、こちらがアドバイスする側に立たせていただくことが多くなっている。5年前、暇を持て余し、会議を傍聴したり、介護の現場のお手伝いをしたりしていたことを思い出しながら、都立病院の会議を傍聴させていただいた。

都民税を納める一都民として・・・といったくらいの軽い気持ちで傍聴したのだが、「これ、無料で聞いてしまっていいの?」「お金払ってでもみんなに聞いてもらった方がいいよ」というレベルの会だった。

済生会熊本・済生会横浜市東部病院などを経て、現在は神奈川県の済生会の支部長をされている正木さんから、165キロのストレート・豪速球のようなコメントが突き刺さり、しびれまくった上に、最後は、小牧市民病院の院長を務められ、現在は小牧市の病院事業管理者をされている末永先生の講演を拝聴できた。自治体病院の役割等を述べられていたが、話はPFIの問題点などにおよんだ。この講演は、学会等の場で行われる「多くの病院関係者」を対象としたものではなく、「都立病院の経営に関係する人」を対象としているだけに、何を言わんとしているかが明確で、皆が改革に対する覚悟を持たなければならないというニュアンスが非常に伝わってきた。

軽い気持ちで傍聴したものの、むしろ、お金を払うべきであった。6期目のスタート、非常に気が引き締まった。