Prescription drug overdose deaths higher than car accident deaths | FOX31 Denver |
以下はこのニュース記事からの引用。
“As a nation, the number of deaths that come from overdose is greater than the number of deaths from car accidents,” said Health and Human Services Secretary Sylvia Burwell.(薬物過剰摂取による死者は交通事故の死者よりも多い)
それだけでも驚きだが、記事に出てくるオピオイド中毒の事例が、本当にちょっとしたきっかけであることが恐ろしい。
When Hubbard was 18 years old she says she went from an “A” Student to an addict after receiving a painkiller prescription for her wisdom teeth surgery.“When my prescription had run out and I couldn’t get any more refills, I pretty much sought out pain pills on the street,” Hubbard said.After spending five years addicted to prescription opioids, Hubbard switched to heroin. Shooting up led to scars and even a partially amputated finger, but Hubbard didn’t kick her addiction until an infection nearly killed her.引用した上の文を意訳すれば、こんな感じだろうか。「18歳のときに親知らずの手術で鎮痛剤の処方せんをもらい、それから常習者になった。処方せんが切れ、リフィルできなくなってからは、街で薬を探した。5年間オピオイドを常習し、それからヘロインに切り替えた。一部指を切断してもヘロインの注射を続け、感染症で死にかけるまで常習は止められなかった」
きっかけはあまりにも些細だ。
コロラド州は、オピオイドの処方監視プログラムの取り組みを始め、少しずつ状況は改善しているらしい。現状、日本において処方内容の監視はほとんどなされていないが、本来必要な薬もあると思われる。またリフィルなどが解禁されれば、その必要性が議論されるかもしれない。オピオイドはがん性疼痛緩和では重要な薬であり、必要な人には極めて大事だが、一般人の乱用の危険が高い。適切な管理を考える上で、薬剤師の役割などはもっと議論されてもよいと思う。
昨今、トヨタの役員の一件で非常に話題となったオピオイド。WSJには下のような記事もあった。意外と面白い内容だった。
【WSJで学ぶ経済英語】第187回 オピオイド - WSJ |