その理事長は、持っている情報の差も大きいと言っていた。院内のすべての情報にアクセスでき、処方・指導できることは、医療の質に大きな差が生じているはずである、と。まだ患者はその違いを理解できていないかもしれないが、決定的な差があるはずで、薬価差益が得られようとも得られなかろうとも、病院としては、医療の質を上げねばならない、とおっしゃっていた。
診療報酬改定で新設された「かかりつけ薬剤師」の制度がうまく行くかどうかの議論とはあまり関係ない。本質的な医療の質を考えたときに、ベストな体制はどうあるべきなのか、ということだ。
診療報酬改定で新設された「かかりつけ薬剤師」の制度がうまく行くかどうかの議論とはあまり関係ない。本質的な医療の質を考えたときに、ベストな体制はどうあるべきなのか、ということだ。
持論は門前の調剤薬局の薬剤師がすべて病院に移動したら、医療の質は上げられるのではないか、と考えている。(下記のブログ記事に考えをまとめている)
薬剤師の能力を活かす”ポテンシャル”の可視化 - 医療、福祉に貢献するために |
このような、患者がまだ敏感でない「薬剤師の質」に対しては、今までも、色々な方に話を聞いたりしていたのだが、そのひとりがメデュアクトの流石氏(会社概要 経営コンサルティングファーム 株式会社メデュアクト)だ。その流石氏がMMオフィスの工藤氏とセミナーをするらしい。
内容を見ると、かなりニッチなところを攻めてきたようだ。最近、似たような診療報酬改定セミナーで食傷気味の方には持ってこいだろう。個人的にも相当楽しみだ。