急性期は四国全域で大幅な需要減少が見込まれる。特に2025年→2040年の減少がかなり厳しい想定。
2025年と2040年の高度急性期・急性期の医療需要(2015年比) (画像クリックで拡大) |
回復期・慢性期は瀬戸内海側と太平洋側で傾向が異なる印象。県庁所在地は需要増加・維持が見込めるものの、それ以外では減少する地域が多い。特に2025年→2040年は、急性期だけでなく、回復期・慢性期も減る地域が多い。
2025年と2040年の回復期・慢性期の医療需要(2015年比) (画像クリックで拡大) |
急性期も回復期も慢性期も需要が減る地域では、機能転換したところでベッド数を維持するのは厳しいだろう。(たとえ自院は維持できても、周囲はそうでない状況になるだろう)
連携強化なども、自院の都合だけで「強化」していくことは極めて難しい地域と言える。このような需要推移が想定される地域において、公立・公的病院では、計画的な人員確保(人員削減も含む)や設備投資が大事であるのだが・・・。