2017/07/06

医療需要推移のビジュアライゼーション

昨日から四国の医療需要推移について分析中。色が赤系に近いほど需要減少、緑系に近いほど需要増加、黄色は増減がないことを表している。(下記グラフは国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計等を参考に弊社で分析、作成)

急性期は四国全域で大幅な需要減少が見込まれる。特に2025年→2040年の減少がかなり厳しい想定。

2025年と2040年の高度急性期・急性期の医療需要(2015年比)
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回復期・慢性期は瀬戸内海側と太平洋側で傾向が異なる印象。県庁所在地は需要増加・維持が見込めるものの、それ以外では減少する地域が多い。特に2025年→2040年は、急性期だけでなく、回復期・慢性期も減る地域が多い。

2025年と2040年の回復期・慢性期の医療需要(2015年比)
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急性期も回復期も慢性期も需要が減る地域では、機能転換したところでベッド数を維持するのは厳しいだろう。(たとえ自院は維持できても、周囲はそうでない状況になるだろう)

連携強化なども、自院の都合だけで「強化」していくことは極めて難しい地域と言える。このような需要推移が想定される地域において、公立・公的病院では、計画的な人員確保(人員削減も含む)や設備投資が大事であるのだが・・・。