昨日掲載のCBnews記事(
救急搬送が増える地域、増えない地域 - CBnewsマネジメント)について。
ボツにしたグラフ2つ。
まず、高齢化が進むと重症患者(傷病程度が3週間以上の入院加療を必要とするもの)の割合が高くなる。
|
救急搬送人員に占める65歳以上割合と重症割合の関係(都道府県別)
出所:総務省消防庁 救急救助の現況を基に作成 |
CBnewsの記事では、重症と中等症(入院加療を必要とし重症でないもの)の合計で関係性を見たグラフを示している。
もうひとつは心肺停止患者の搬送数推移。全国(太い黄線)は増加傾向。でも2012年以降はほぼ横ばい。都道府県別では、徳島や埼玉は顕著な増加。でも、減少している地域も見られる。
|
心肺停止搬送人員数推移(都道府県別) 出所:総務省消防庁 救急救助の現況を基に作成
|
おそらく、これを人口動態等で明確に説明するのは困難。記事の主旨に大きな影響を与えそうな示唆を得ることも困難と判断し、ボツに。
他にも軽症割合と高齢化割合を見たもの、2017年実績で見たもの(CBnewsの記事は2018年実績)、相関係数のグラフなどなど、たくさんあったものは、ブログの記事にすらボツに。
最初から、ゴールに向かって最短距離を進んで、記事を書ければ良いが、現実は無駄な遠回りばかりだ。