2015/08/07

技術の進歩による病院・薬局の役割変化

「持続血糖モニターが薬局に」というニュースが国外で流れていた。

Continuous Glucose Monitors Coming to Pharmacies | MDDI Medical Device and Diagnostic Industry News Products and Suppliers

体温や血圧を測れるのは、病院やクリニックだけではなく、自宅でも可能なように、医療機器の進歩により、様々な『計測』が自宅で可能になるだろう。

これは血液検査も然りで、そのうち、一瞬で検査できるデバイスが売り出されることだろう(測定チップの開発の話を、以前、アメリカに聞いてきたことがあるので、決して、夢物語ではない)。

今どき(いや昔からか)、体温を測るために医者に行く人はいないだろうし、薬局に行く人もいないだろう。血圧は? 血糖値は? SPO2は? と様々考えていくと、薬局で始まっている検体測定室の取り組みも、将来的には不要になることも想定される。

余談だが、SPO2は、2年ほど前にiPhoneにつなぐ機器を紹介した。

ピークフローもSPO2もインターネット上に情報が保存される時代へ - 医療、福祉に貢献するために

技術の進歩により、これまで病院・薬局に行く理由となっていることが、将来、自宅でできるようになってしまえば・・・、言うまでもないだろう。それでも病院・薬局に行く理由を作るには、『結果から判断する部分』ということになる。それすらも、インターネットを経由し、ウェブの世界で完結するかもしれないが。