ある病院の病床利用率シミュレーション (ケース1:条件考慮 ケース2:条件非考慮) |
このモデリングにおいて、予測した明日の利用率は実業務で使用できるレベルではない。そもそも、はなからそのようなことは期待していない。このモデルは、病床マネジメント手法を変えた場合に、長期的にどのような影響が及ぶか検証するためのものだ。
上のグラフでケース1とケース2の比較をしているのは「ある条件」を考慮する/考慮しないを検証したものだ。ある月、唐突にケース1とケース2で利用率が10%近く差異が生じる。予測できる課題のインパクトをあらかじめ把握する、対処を検討する。そういった目的で、このモデルを作った。さらに、予測される課題に対しケース3やケース4として何らかの備えを講じたものをシミュレーションしても良いだろう。今後、このモデルを使って、何らかの価値が生み出せないか、考えてみたい。