医業情報ダイジェストの4月15日号に記事を掲載いただいた。
医業情報ダイジェスト/保険薬局情報ダイジェスト | 医業情報ダイジェスト/記事詳細
1.データから考える医療経営
後発医薬品の使用割合による報酬設定の意義低下
キーワード:OTC類似薬/医療財源/保険診療
![]() |
昨年、猛暑の中、訪れた吉野ケ里遺跡 |
医業情報ダイジェストの4月15日号に記事を掲載いただいた。
医業情報ダイジェスト/保険薬局情報ダイジェスト | 医業情報ダイジェスト/記事詳細
1.データから考える医療経営
後発医薬品の使用割合による報酬設定の意義低下
キーワード:OTC類似薬/医療財源/保険診療
![]() |
昨年、猛暑の中、訪れた吉野ケ里遺跡 |
業務とは関係ないのだが、先日、住民票の写しを取りに行ったら10円だった。
![]() |
2月から5月まで証明書コンビニ交付サービスの手数料を引き下げます! | 世田谷区公式ホームページ |
窓口の混雑緩和のため、令和7年2月1日土曜日から令和7年5月31日土曜日までの間、住民票の写し、印鑑登録証明書、特別区民税・都民税 課税・納税証明書の証明書コンビニ交付サービスの手数料を10円に引き下げます。ただし、サービスのご利用にはマイナンバーカードが必要です。
正常分娩は自費なのだから、採算が合うように、1分娩50万円ではなく、100万、200万取ればいい・・・とはならない。住民は「50万円も維持」で「体制も維持」を希望する。
それでは病院経営は厳しくなるばかりだ。
という観点で病院広報を考えたら、貢献できることは色々あるだろうし、色々取り組んでいる話を聞きたいし・・・と考えている。
背景には膨大なデータがあるのだけど、原稿・グラフにしてしまうと、ほんのわずかなボリュームに。分析の試行錯誤も含めると、相当時間がかかってしまったのが、今回のCBnewsの記事。
高齢化でも7対1を維持するには - CBnewsマネジメント
しかも、元々、記事を書き始めるときに用意していたデータ・分析結果は、今回の記事にまとめきれなくなってしまったので、まったく使っていない(記事の最後の一文で少しだけ匂わせたが)。
原稿を書きながら、あの内容を足そうか、この内容を削ろうか・・・と色々試行錯誤したのに、この程度の文章なのか?と呆れられそうだが、これが実力なのでお許しを。
余談だが、近所にできるスーパーがスタッフを募集している。
![]() |
時給1,350円で募集中(東京都の最低賃金は1,163円) |
マックもできるらしいのだがそちらは1,200円だそうだ。
今回のように、1本の原稿を書くのに何日もかかるのならば、同じ時間、スーパーで働いた方が・・・。
納得感が薄いような。もちろん制度的にはあっているのだが。
公平性を念頭に置いた制度であるとは言え、全国一律のシンプルな点数にしても良かったのでは、と思うことも。
その検証を行ったのが、今回のCBnewsに掲載いただいた記事。
大幅な引き上げが望まれる看護職員処遇改善評価料 - CBnewsマネジメント
一昨年度、昨年度も、この分析を用いて、クライアント向けに情報提供と何らかの取り組み議論を行ってきた。ただ、全数で時系列の分析をしたことはなかったので、今回はその点が新しい。その分析で見えてきたことは、昨今、病院で看護師確保が厳しくなっていることの示唆。
看護師・看護補助者に限らず、人材確保が厳しい。新しい人材が入ってくる新年度。その人材が辞めないように、そして今いる人材も辞めないように、病院は相当努力をしている。弊社としては、何らかの支援ができないか、特にデータ分析からできることはないか、さらに追求していきたい。
![]() |
近所の公園の桜は満開に |
令和5年度のDPCの退院患者調査が公表された。
令和5年度DPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告について|厚生労働省
ファイルをダウンロードするのは恒例行事。
10年前は、ぽちぽちリンクをクリックして、1つ1つファイル名を変えていた。
5年くらい前からは、pythonのプログラムで、URL取得・ファイルダウンロード・ファイル名変更を行うようにした。
今年も、そのプログラムで作業は終わったのだが、生成AIで、同じような依頼をしたら、ものの10秒でプログラムが出てきた。「ファイル名から括弧書きのファイルサイズを除いて」などの改良を少しだけ追加でお願いしただけだ。
import os
import re
import requests
from bs4 import BeautifulSoup
from urllib.parse import urljoin
# 対象のURL
base_url = 'https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00137.html'
# 保存先ディレクトリ
download_dir = 'downloaded_files'
os.makedirs(download_dir, exist_ok=True)
# ファイル名の特殊文字と不要な情報を削除する関数
def sanitize_filename(text):
# [***KB] や [***MB] の表記を削除(全角・半角両方対応)
text = re.sub(r'[\[[].*?(KB|MB)[\]]]', '', text)
# ファイル名に使えない文字を削除
text = re.sub(r'[\\/*?:"<>|]', '', text)
return text.strip() # 前後の空白を削除
# ウェブページを取得
response = requests.get(base_url)
response.raise_for_status()
# BeautifulSoupで解析
soup = BeautifulSoup(response.content, 'html.parser')
# PDFなどのリンクを抽出してダウンロード
for link in soup.find_all('a', href=True):
href = link['href']
link_text = link.get_text(strip=True) # リンクテキストを取得
if not link_text:
continue # テキストがないリンクはスキップ
file_ext = os.path.splitext(href)[-1] # ファイルの拡張子を取得
if file_ext.lower() in ['.pdf', '.xlsx', '.xls', '.docx', '.zip']: # 必要な拡張子のみ処理
file_url = urljoin(base_url, href)
safe_filename = sanitize_filename(link_text) + file_ext # 安全なファイル名を作成
file_path = os.path.join(download_dir, safe_filename)
# ファイルをダウンロードして保存
with requests.get(file_url, stream=True) as file_response:
file_response.raise_for_status()
with open(file_path, 'wb') as file:
for chunk in file_response.iter_content(chunk_size=8192):
file.write(chunk)
print(f'{file_path} をダウンロードしました。')
動作させてみたが、エラーが出ることもなく、ほぼ完璧(気がついた問題点は「(1)集計条件」のPDFはファイル名が重複して上書きされてしまうくらい)。そういうわけで、自分の仕事は無くなった。喜ぶべきか、悲しむべきか。残念ながら、自分レベルのプログラマーは、ほぼ価値がないだろう(VScodeでContinueを使って・・・といったことで業務に使うどころか、chatGPTで聞くだけで十分になっている。上のコードはchatGPTの返答)
ただコードを書くだけではほぼ価値のない世界で、いかに価値を生み出すかが勝負になったことを考えると、生半可な気持ちでは、早々に飯が食えなくなるということだろう。
生産性向上推進体制加算の新設を意識すべきか - CBnewsマネジメント
いつもと違うデータを分析してみた。ただ、示唆に富む内容とは言い難いものを量産してしまった(仮説がおかしい、データの切り口がおかしい、など、精査の余地は多々あり)。そのため、記事に載せたグラフは、わずか2つだけ。あとは厚労省の資料などの引用で、文章を書いた。
データの準備にも分析にも膨大な時間がかかっているのだが、残念ながら、記事に反映できず。とはいえ、色々知見を得ることができたので満足。
いつものことだが、上記の作業なども含め3月はデータ分析作業でバタバタしていた。そのバタバタの最中、宮崎(一部鹿児島も含む)に。下記はたまたま前を通りかかったときに、道路から看板とその施設の一部を撮った写真。
![]() |
宮崎大学医学部附属病院の患者付添者等宿泊施設 http://the-cross-roads.com/ |
これから色々な形で集約化の議論が展開されることになるだろう。そのときに、このような施設が果たす役割は重要だと思っている。
最近、ある地域の公立病院の話題をニュースなどでよく見かける。極めて病院経営環境が厳しいだけに、その公立病院などの経営が厳しいのは致し方ないと思う。ただ、コロナ前に、その県内の公立病院などに対するアクション案をまとめ(完全に黒子なので名前は出てこないが)その一部は地方紙のトップにも掲載された。それらのプランは、計画が見直されたものもあれば、スルーされたものもあったのだが、5、6年の時を経て、そのスルーされたプランのいくつかが、そのとおりの検討をはじめたというニュースを見聞きした。何だかなぁ・・・、あのとき実行に移してくれていれば・・・、とちょっと悔しい思いをしている(自分たちの説得力、訴求力が弱かったのか、経営環境の悪化によりお尻に火が着かないとダメだったのか)。
その悔しい思いはどこかで何かに活かせるはずである・・・とぼんやり考えながら、最近も地域の調査と分析をしている。
その分析において、いかに訴求力を高めるか。これは弊社の永遠の課題である。その課題へのチャレンジが、今回のCBnewsの記事。
外来機能報告や施設基準の届出、NDBオープンデータなどを基に、意図を持って可視化することで、示唆を得ようと試みた。原稿を書いてから、あとで見直したら、もっとよくできたのでは・・・と思う点があった。日々精進するのみだ。
リハビリセラピストは不足か過剰か - CBnewsマネジメント
CBnewsにリハビリセラピストの確保に関する記事を掲載いただいた。前回記事(収益性に敏感な大阪が届け出に積極的な項目とは)はリハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算について書いたので、2回連続、リハビリがテーマに。
頭の中では、ALM(Asset Liability Management)のことを意識して、病院の人材確保において「デュレーションマッチング」にあたるのは、「金利感応度」にあたるのは、と考えながら・・・というのは半分冗談で半分本当。
久しぶりにALMの本を読み直したら何か発見があるかなと思い本棚を見たものの、そんな本はすでに手放してしまったらしい。
本題に戻ると、今回の記事の最後に趣旨を述べた。人材が余るリスクに対し、今から手を打つことができれば、積極的に採れると考えている。逆に言えば、今積極的に採るならば、将来を見据えて手を打たなければダメということ。(やはりALMの話はいらなかったのでは・・・)
先日、スマートライフ+サミット2025において、「2024年度病院経営課題の実態調査をどう捉えるか」をテーマとしたセッションで座長を務めさせていただきました。
こちらの不手際で投影する資料ミスなどがあり、ご参加いただいた皆様にはお聞き苦しい点もあったかと思います。しかし、窪田様、竹原様、森様の御三方が、非常に示唆に富む話を展開くださったおかげで、皆様にとって参考になる点が多々あったと自負しております。私自身も大変貴重な学びを得ることができました。ご参加くださった皆様、サミットの運営・セッションの企画をくださった日本能率協会様に御礼申し上げます。
![]() |
3日連続で病院給食が話題に挙がった週の週末の一コマ |
今週、CBnewsに掲載いただいた記事。
収益性に敏感な大阪が届け出に積極的な項目とは - CBnewsマネジメント
ファーストペンギン。果敢に新しい取り組みにチャレンジする施設の話を聞くのは、とても刺激的で勉強になる。リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算の取り組みもそうだ。新たなチャレンジには他で遭遇していない課題に直面することもある。うまくいかないこともある。ただ、そういった姿勢は、厳しい経営環境下であっても、いや、厳しい環境下だからこそ、必要なのではないだろうか。
今回の記事は、オープンデータからチャレンジに積極的な施設の背景を分析したもの。
チャレンジといえば、近所で自動運転の実証実験をしているらしい(東京 狛江市 自動運転バスを公道で走らせる実証運行|NHK 首都圏のニュース)。下の写真はいまさらだが年明け直後に撮ったもの。
![]() |
道に看板が取り付けられていた |
![]() |
自分が乗ったのではなく、眼の前を一瞬で通り過ぎてしまったので、 自動運転かわからないものの、実証実験用のバス |
データ分析を得意とする弊社。何はともあれ、まずデータ。説得力・魅力のある文章は書けないので、データに頼る。
ただ、データ分析は弱みもある。現場感との乖離などがあると、理解してもらうことが難しくなったり、説得力に欠けてしまう。最悪の場合、分析の間違いに気が付けないことすらある。
そうならないように、データ分析から得た示唆を、色々な情報(書籍や人から聞く話など)で裏を取る。逆に、色々な情報について、データで裏を取る。
そんな弊社の業務パターンをそのまま記事にしたのが、今回のCBnewsの記事。
求人票のブラッシュアップで看護補助者の確保につなげる - CBnewsマネジメント
![]() |
移動がギリギリになり焦って撮った東京タワー |
今年最初のCBnewsの記事。昨年、講演などで話していた病院経営の環境変化について、簡単な模式図に落とし込んだ。
病床が高稼働でも赤字になる経営環境とは - CBnewsマネジメント
個人的な興味・関心は、地方公営企業年鑑のデータを基に、過去の診療報酬改定の影響がどこまで把握できるかチャレンジしていた。ただ、過去に遡ってデータを整理し分析したものの、いろいろな仮説をがっちり裏付けるような結果は得られず(まだ分析する余地はあるので、いつかリベンジしたい・・・)。
ただ、新年早々、うまくいかなかった分析の結果だけを見せても、読者の貴重な時間を無駄にしてしまうので、冒頭のとおり、経営環境の変化について模式図で示した。
話はがらっと変わり、昨年12月のこと。トライアルGOの店舗を見てきた。
この記事(“安くて便利”がグッと身近に!今、注目の「トライアルGO」とは - TRIAL MAGAZINE (トライアルマガジン))でも紹介されている電子棚札を用いた「自動値下げ」も見たいと思い、夜10時近くに店舗へ。
かつ重やおにぎりが値引きされる様子を見ることができた。「値引きシール」を貼る作業もなければ、シールが貼られるのを待つ駆け引きもない。ちなみに値引きは効果大で、割引率の大きい50%引きのかつ重はひとつもなかった。
機会があるとトライアルの店舗を見に行くようにしているのだが、いつもいろいろおもしろい。トライアルGOのことは下記の記事も参考になる。