2025/02/20

人が取れないリスク、人が余るリスク

リハビリセラピストは不足か過剰か - CBnewsマネジメント

CBnewsにリハビリセラピストの確保に関する記事を掲載いただいた。前回記事(収益性に敏感な大阪が届け出に積極的な項目とは)はリハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算について書いたので、2回連続、リハビリがテーマに。

頭の中では、ALM(Asset Liability Management)のことを意識して、病院の人材確保において「デュレーションマッチング」にあたるのは、「金利感応度」にあたるのは、と考えながら・・・というのは半分冗談で半分本当。

久しぶりにALMの本を読み直したら何か発見があるかなと思い本棚を見たものの、そんな本はすでに手放してしまったらしい。

本題に戻ると、今回の記事の最後に趣旨を述べた。人材が余るリスクに対し、今から手を打つことができれば、積極的に採れると考えている。逆に言えば、今積極的に採るならば、将来を見据えて手を打たなければダメということ。(やはりALMの話はいらなかったのでは・・・)

スマートライフ+サミット2025、参加ありがとうございました

 先日、スマートライフ+サミット2025において、「2024年度病院経営課題の実態調査をどう捉えるか」をテーマとしたセッションで座長を務めさせていただきました。

こちらの不手際で投影する資料ミスなどがあり、ご参加いただいた皆様にはお聞き苦しい点もあったかと思います。しかし、窪田様、竹原様、森様の御三方が、非常に示唆に富む話を展開くださったおかげで、皆様にとって参考になる点が多々あったと自負しております。私自身も大変貴重な学びを得ることができました。ご参加くださった皆様、サミットの運営・セッションの企画をくださった日本能率協会様に御礼申し上げます。

3日連続で病院給食が話題に挙がった週の週末の一コマ


2025/02/07

新しい取り組みにはリスクもあるが、相応の評価がされるべき

今週、CBnewsに掲載いただいた記事。

収益性に敏感な大阪が届け出に積極的な項目とは - CBnewsマネジメント

ファーストペンギン。果敢に新しい取り組みにチャレンジする施設の話を聞くのは、とても刺激的で勉強になる。リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算の取り組みもそうだ。新たなチャレンジには他で遭遇していない課題に直面することもある。うまくいかないこともある。ただ、そういった姿勢は、厳しい経営環境下であっても、いや、厳しい環境下だからこそ、必要なのではないだろうか。

今回の記事は、オープンデータからチャレンジに積極的な施設の背景を分析したもの。

チャレンジといえば、近所で自動運転の実証実験をしているらしい(東京 狛江市 自動運転バスを公道で走らせる実証運行|NHK 首都圏のニュース)。下の写真はいまさらだが年明け直後に撮ったもの。

道に看板が取り付けられていた

自分が乗ったのではなく、眼の前を一瞬で通り過ぎてしまったので、
自動運転かわからないものの、実証実験用のバス

・・・と呑気に写真を載せたものの、実は、ばたばたしていて、冒頭の原稿の締め切りを失念していた。原稿提出の遅れを編集でカバーくださったので、表面上、何とかなっているだけで、完全にアウトだった。他にも色々仕事が遅れ、周りにご迷惑をかけてばかり。正直、チャレンジどうこう言っている場合ではない。反省。

2025/01/23

看護補助者確保の好事例共有

データ分析を得意とする弊社。何はともあれ、まずデータ。説得力・魅力のある文章は書けないので、データに頼る。

ただ、データ分析は弱みもある。現場感との乖離などがあると、理解してもらうことが難しくなったり、説得力に欠けてしまう。最悪の場合、分析の間違いに気が付けないことすらある。

そうならないように、データ分析から得た示唆を、色々な情報(書籍や人から聞く話など)で裏を取る。逆に、色々な情報について、データで裏を取る。

そんな弊社の業務パターンをそのまま記事にしたのが、今回のCBnewsの記事。

求人票のブラッシュアップで看護補助者の確保につなげる - CBnewsマネジメント

看護補助者の求人票を見すぎた。どの求職者よりも多くの数を見たと思う。分析はいつもどおりだが、今回は、分析に加え気になる求人票を見続けた。ただ、その示唆を文章に落とし込む能力不足を痛感(精一杯、書いたものの、どこまで伝わるか・・・)。

そんな能力不足ゆえ、頭を悩ませながらこの原稿を書いている前後で眺めた東京タワー。

移動がギリギリになり焦って撮った東京タワー

日本能率協会様のオンラインセミナー(『2024年度 病院経営課題の実態調査』(速報)とこれからの病院の地域戦略 | 一般社団法人日本能率協会 JMA)に参加させていただいた。そのときに撮った写真だ。このオンラインセミナーは、来月2月14日・15日に新宿で開催されるセミナー(「スマートライフ+サミット2025」2025年2月14日(金)・15日(土)に東京で開催 | 一般社団法人日本能率協会 JMA)の案内も兼ねていたのだが、自分のことはさておき、済衆館病院の理事長の話を拝聴でき大変勉強になった。

スマートライフ+サミット2025、ご都合が合えば、ぜひご検討を。

2025/01/09

かつ重の値下げで視野を広げる

今年最初のCBnewsの記事。昨年、講演などで話していた病院経営の環境変化について、簡単な模式図に落とし込んだ。

病床が高稼働でも赤字になる経営環境とは - CBnewsマネジメント

個人的な興味・関心は、地方公営企業年鑑のデータを基に、過去の診療報酬改定の影響がどこまで把握できるかチャレンジしていた。ただ、過去に遡ってデータを整理し分析したものの、いろいろな仮説をがっちり裏付けるような結果は得られず(まだ分析する余地はあるので、いつかリベンジしたい・・・)。

ただ、新年早々、うまくいかなかった分析の結果だけを見せても、読者の貴重な時間を無駄にしてしまうので、冒頭のとおり、経営環境の変化について模式図で示した。


話はがらっと変わり、昨年12月のこと。トライアルGOの店舗を見てきた。


この記事(“安くて便利”がグッと身近に!今、注目の「トライアルGO」とは - TRIAL MAGAZINE (トライアルマガジン))でも紹介されている電子棚札を用いた「自動値下げ」も見たいと思い、夜10時近くに店舗へ。

かつ重やおにぎりが値引きされる様子を見ることができた。「値引きシール」を貼る作業もなければ、シールが貼られるのを待つ駆け引きもない。ちなみに値引きは効果大で、割引率の大きい50%引きのかつ重はひとつもなかった。

機会があるとトライアルの店舗を見に行くようにしているのだが、いつもいろいろおもしろい。トライアルGOのことは下記の記事も参考になる。


スーパーマーケットに行くのは仕事なのか?? 自分でもよくわからないが、極めて趣味よりの仕事だと思っている。今年も意識的に視野を広げるように取り組んでいきたい。